生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

携帯でカンニング云々

http://dac.lolipop.jp/blog/archives/000110.html
適宜覚書2004年6月19日経由

携帯電話でカンニング 学校は妨害電波で対抗。あはは、何だか間抜けな話だなあ。教育省のカンニング防止策の「実験」の一環として、防衛産業と協力しという大掛かりさが笑える。この成功で横に展開するつもりかな?

今や、大学生の98%が携帯電話を所有していると思われます。かつて、とは随分と状況が変わってきている。
机に覚えさせたり、小さなメモを用意したり、というような、いわば古典的なカンニングや、隣人が信頼できる受験者の場合、見せてもらう、というような行為に比べ、携帯利用のカンニングという手段が優れているとは思えない。
近頃は、何処でもそうしているかどうかは知らないが、ある知人の大学講師に聞いたところでは、学生の多くが腕時計を持っていない。携帯電話を時計代わりに使う。時計代わりと称して机の上に携帯電話を置くことが許されていたのは二年前までで、今では試験中に携帯電話が目に入る場所に置いてあれば、それだけでカンニングの疑いがかけられる。疑いが掛かった時点で、その受験者は受験資格を失う。
むしろ、手口として新しいのは、配られた試験問題の情報を、携帯電話を利用して、外部に送信する。これは、問題用紙配布時の混乱をねらう手口らしい。
外部に居るのは、意図的に試験に遅刻してくる学生で、受信した情報を元に知識を改めて整理し、いくらか遅れて試験場に入室する。
あるいは、逆に、早めに試験を切り上げ、試験場外に出た学生が、試験場内に残っている学生に、何らかの情報を送信するというような手口も考えられるが、昨年あたりから、試験場への遅刻、あるいは早期の退室を認めないということが当たり前になりつつあるとのこと。
こっそり何かやる、というのは、何も携帯電話を使わなくても、色々やろうと思えば出来るわけで、(やっちゃいけないが)何でも携帯の機能に頼ろうという発想自体が、少々問題ありという気がする。溺れるものが縋る藁として、携帯電話はそれほど上等なものではないというお話。