生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

ロサンジェルスで寿司を食った

遡ること、13年前。ロサンジェルスに渡り、2年間生活して、向こうでいろいろ喰いました。
生まれて初めて競馬に誘われて馬券を買って、40倍という穴を当てた。それで寿司を食いに行った。私はその頃、回る寿司、というものを知らなかった。
以前、妻が通院していた産婦人科のナースが、美味しい寿司バーを紹介するといって、薦めてくれた「ショーグン」とか言う店は、ウエイトレスはコリアンばかり、経営者は分からないが、日本人ではなかったと思う。日本で思う寿司とはずいぶん違う食べ物が出てきて、少々落胆した。少なくとも、回る寿司を知らない日本人が素直に受け入れられる寿司ではなかった。
競馬でいくらか儲けて(サンタアニータレーストラックだよ)テンプルシティの寿司屋へ行った。日本人の板前で、寿司らしい寿司を出してくれたんだけれども、サーモンがネタにのっていて、驚いた。当時、寿司ネタにサーモンは珍しかったと思う。板前が言うには、寿司ブームなのだが、アメリカ人は一個一ドルのハンバーガーと寿司を較べる。とてもじゃないが勝負にならない、というような話。
帰国後、最近は回る寿司ばかりだが、カリフォルニアの妙な店で見た寿司が逆輸入されている印象を受ける。
一方、そのとき知り合ったアメリカ人が日本に遊びに来て、鎌倉から湘南海岸あたりを案内して、そのとき食べたもので一番印象に残っているものを尋ねると、返ってきた答えは、バーガーキングのチキンサンドとのこと。ツーサムアップ。
確かに、ロサンジェルスあたりで食べたバーガーキングはお世辞にも美味しいとは言えない。不細工でケチャップべっとり。日本のチキンサンドはずいぶん上品な味だった。
ケンタのフライドチキンがグレービーソースなんかも、アメリカでは非常にこってりしていて、日本のチキンの方が遙かに上品な味だ。日本のKFCは味も値段も高級品だ。アメリカでは安っぽい食べ物だったと思う。
アメリカと日本と同じじゃんと思ったのは、マクドナルド。大きさも味も、同じという印象だった。ただし、店構えはちょっと違っていて、向こうの店ではカウンターに防弾ガラスが嵌っていたな。これはロサンジェルス空港の近くの店に入ったときの話だけれど。