生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

転載機能はデフォルト「可」が必然である

ヤフーブログの転載機能について、いろいろと批判を目にする。
現在の私の見解は、個人が自己責任においてどこかから記事をもってくる分には転載機能そのものにさほどの問題はないということである。むしろ、特定の記事を意図的に広めようとする使い方や、画像の差し替えなどが可能になっている点に改善の余地があると感じるが、これらは転載される側のマナーに属する問題であろう。
デフォルトで転載「可」となっている点を問題視する人をしばしば見かけるが、ヤフーブログの転載機能はデフォルト「可」が必須条件なのだ。デフォルトで「不可」とした時点で、ヤフーブログの転載機能は死ぬ。以下、その点に関する考察を、G-statements of the oyakonews@Y!(ヤフーブログ正規版はこうなる:2007-01-21)より引用した。

現在、ベータ版として運営されているヤフーブログが正規版になるとき、どのような姿になるかを根拠無く予想してみる。

転載機能はほぼそのまま残る。何しろ、ヤフーブログのセールスポイントだから。転載の可否がデフォルトで「可」もそのまま。

ただし、初期設定で転載機能を殺すことを選べるようになるが、これもデフォルトでは転載機能を「使う」設定となり、より多くのユーザーを相互転載の世界に招き込む。

二次転載可の仕様はそのまま残る。一方、転載を誘うような文言を入れることは一切禁止される。転載記事の画像の扱いも現行通り、画像ファイルそのものを転載先に渡さない。画像の配布が肖像権の絡みで問題が多いという判断である。

転載の可否をデフォルトで「不可」にすると、「転載可」の文書は作成者が周囲に広めたいという何らかの意図が含まれることになり、ユーザー間で楽しく使うという本来の趣旨から外れてしまう。従って、転載機能を残すのであれば、転載の可否はデフォルトで「可」が必然である。

(転載機能は、転載する側が主体的に転載するという前提で成り立っていることに注目すべきである)

また、初期設定で転載機能を殺した場合、転載されることのみならず、転載することも出来ない仕様となる。

(中略)

Wiki記法による外部サーバーからの画像などの参照は出来なくなる。何のために2GBもの容量をサービスしているかを考えると当然といえよう。

(後略)

つまり、デフォルトで転載不可とすると、一般のユーザーは誰も転載機能を使わなくなり、スパム(チェーン)テキストが蔓延る温床となる可能性があると考える。
転載機能の可否と転載という行為そのものの妥当性は別の話である。