生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

F1の燃費

1988年シーズン、F1はリッター2キロという燃費規制つきで争われた。
当時のエンジンパワーはおよそ500馬力程度と思われるが、さらに馬力が上がり燃費が全く競争の対象から外されている現在のF1で、燃費が改善しているとはとうてい思えない。エンジンは当時も今も、ガソリンのレシプロエンジンである。

F1で勝つ上で必要な様々な基礎的な研究結果の積み重ねが市販車用エンジンの技術開発に大きく寄与していることは想像に難くない。VTECはF1の技術というより、市販バイクの技術を応用したものだろう。むしろ、エンジンのコントロール技術や、素材、部品加工など、余り目立たない部分で寄与していると想像する。そのうちに、CFRPなどが市販車に普通に使われるようになるだろう。

バーレーンの予選の話だが、5.4kmのラップでガソリンを2.8kg消費したということ。私はガソリンの比重を知らないが、0.75kg/lを信用するとして、2.8kgは3.73literに相当する。従って、これから計算される燃費は、1.45km/literということになる。
レガシーの燃費との比較であるが、市販車は車重がある分、エンジンの負担も大きいから、F1のエンジン全開率をそのまま市販車に当て嵌めると大きな差は出ないかも知れない。レガシーではスズカを1分30秒で周回することは無理だから、公平な比較とはなり得ない。