生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

素人が礼儀をわきまえようとすること

他所に、ハザードランプの話しを書いた。余り上手く書けていない。読み返しているうちに、とても大切なことだと分かってきたので、書き直すことにした。
私はモンキーという小さなバイクを通勤に使っていて、片側三車線のバイパス国道の路肩近くをのんびり走る。突然、右側の車線から無理矢理左車線に割り込んでくる車がある。次の交差点で左折するつもりなのか、それとも、次の高速道路のランプに乗りたいと思ったのか。こういうことをする車は、大抵下手くそである。その前に何かへまをしでかしている。それで、ウインカーを出して、窓から手を振って無理矢理割り込む。仕方なく割り込みを許す車達。こういう車は用心する必要がある。割り込みに必死で、周囲を見ていない。おそらくいちばん左端、路肩近くにモンキーが走っているなど、夢にも思わないに違いない。左車線に割り込んだと思ったら、いきなり左折ウインカーを点滅させ、私はどぎまぎする。巻き込まれるかと思う。しかし、それは左折のためではない。ハザードランプを点滅させ、割り込ませてくれたドライバーに御礼の挨拶の積もりなのだろう。そんなこと、せんでよいよ。紛らわしい。全く。
運転の素人は無理な車線変更をしがちだ。他人の配慮に頼り勝ちだ。交通はお互いの配慮で組み上がっている。御礼など不要だ。いちいちハザードに手を伸ばすヒマがあったら、ステアリングをしっかり握り、前方や周囲に目を配るべきだ。必要のないハザードランプは点滅させるべきではない。しかし、おそらく、下手くそ初心者ドライバーにとって、無理矢理割り込みは安全運転に欠くべからざるもので、ハザードランプ点灯で、割り込みを許してくれた運転手に挨拶の気持ちを表現することはエチケットとして当然のこと。そういう間違ったエチケットに束縛されて、本来の安全運転がおろそかになる様は、あたかも無断リンク禁止云々で、自分の書きたいことが書けなくなっているブログ論者のような不思議な気分だ。
トラックなどは左に曲がるとか、バックするとか叫びながら走っている。「割り込みさせてください」「割り込ませてくれてありがとう。今後気をつけます」とか、そういう文字が流れる下手くそ運転手用電光掲示板を売ればきっと流行るだろう。