生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

カンガルーケア

ニュースで見た。出生直後の赤ん坊を母親に抱かせる。長女はその様にした。次女と三女は覚えていない。長男はそうしている写真が残っている。
長女の出産は15年ほど前にアメリカで経験した。色々とトラブルはあったものの、無事に生まれた。病院には小児科医が呼ばれて、出生直後の長女を診察した。ごく当たり前のように思って帰国後に次女が産まれたのだが、小児科医は出産に立ち会わなかった。臍帯が首に巻いており、分娩には少し時間が掛かった。産声も弱々しかった。産婦人科医は無口な人でこれと云った説明もなく、小児科の診察もなく、果たして次女が無事に生まれたのかどうか、夫婦には確かめようがなかった。私は妻と顔を見あわせ、「何も言われないということは、特に問題がなかったということだろう」と話したのを覚えている。

ニュースで取り上げられており、スキンシップの利点がある反面、事故が起こることがあるというレポートである。紹介されたケースは、出産後母親に新生児を抱かせて、医療スタッフが別の出産が立て込んだために母子を放置したところ、心肺停止に陥ったというもの。それはカンガルーケアの善し悪しというより、むしろ医療事故ではないかと感じた。何にせよ、小児科がもっと出産に関与すべきではないかと私は思う。