生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

ばななだらけ

米国旅行に出掛けていた。機内2泊、米国ではモーテルに計7泊した。その間に日本では地震があって台風がやってきて、清純派の女優が覚醒剤を使って逮捕された。私は彼女を清純と思ったことはない。清純でなくても清純派に属することはできるらしい。米国にはノートパソコンとiPhoneを持参した。米国では様々な場所に無線LANが完備されているが、フリーで使える場所は少ない。大抵の場合は、ログインページに誘導され、数ドルを支払う仕組みになっているようだ。予め仕組みを調べておけば良かったと思う。iPhoneの方はほとんどエアラインモードになっていた。電話の方はやむを得ぬ場合に何度か使ったが、パケット料金は青天井という話を聞いていたので、インターネットには恐くて繋げられなかった。
家族旅行ゆえ、普段の色々は忘れ、はてなとも疎遠になった約十日間だった。
帰国してみると、私の観測範囲にはばななの話題が溢れていた。見出しやらブックマークコメントやらを眺めても、どうにも乗り遅れてしまった観があり、また興味を持てる内容とも思えないのでスルーを決め込む。いや、正確にはスルーではなく、見てもいない。未だにどういう話か理解していない。きっとどこかにまとめサイトがあるのだろう。
吉本さんは最初の何冊かを読んだ。恐らくその当時の私は感銘を受けたのだろう。数冊のハードカバーが我が家の書棚に残っている。今さら読みかえしたいとは思わない。読書感想文を書きたいのだが、本を決められないという女子高校生が居たら「どうぞ」と貸してあげるかも知れない。
旅行に「ノルウエィの森」上下を持参した。これも私の書棚に並んでいた。私が娘に読んでみるよう勧めて、彼女が鞄に入れた。中学二年生である。
数時間の退屈なエコノミー席の時間で、彼女は読破した。私も久しぶりにページを繰ってみた。ハンブルグの空港に着陸するシーンから始まる。
しばらく活字を目で追って、ちょっと娘には早すぎたかと思う。私は大学を卒業して、ひとり暮らしを始めてからこの本を読んだ。主人公は良くビールを飲み、良く歩いた。そう言う印象が強いのだが、もっと色々な事が書いてあった。