生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

共有でパソコンを軽くする

先日、仕事に使っているノートパソコンの不調を感じ取り、修理に出すことにした。ほんでもって、修理に出している間にパソコンがないと困ると思って、小さなやつを買うことにした。一足早い誕生日プレゼントのつもりだった。
実は、修理に出したパソコンはまだまだ新しい。昨年5月に手に入れて、まだ保証期間内である。こいつはアップル製のノートパソコンの中で最も上等なやつである。そのパソコンを買うときに使っていたMacBookProは新しいパソコンを買ったとたんに機嫌を損ね、今では起動しなくなってしまった。修理に出すとかなりの経費が掛かりそうなので、そのまま寝かせてある。
だから、今はMacBookPro 15inchesと、MacBookAir 11inchesを併用している。
さて、二台のMacintoshを併用することになったら、データの同期という大変困難な課題が待ち受ける。結局、片方しか使わなくなる。二台を同時に使える立場にある人は、画面共有を設定してみることをお勧めする。大変興味深い仕組みだ。

一番左のモニタ(24インチ)は中央のMacBookProとデュアルモニタの主モニタとして設定している。画面の一番右がMacBookAirである。
MacBookProのファインダーからMacBookAirを画面共有すると、MacBookAirのモニタ画面が一つのウインドウとしてMacBookProの画面上に現れる。画像では左端の外付けモニタの中にMacBookAirの画面が共有されている。MacBookAirのOS全体が画面共有という一つのソフトウエアのようにMacBookProの中で扱うことが出来る。MacBookProに向かいながらもう一台のパソコンを操作できる。感覚的には遠隔操作だ。ほんの少しのタイムラグでMacBookAirの画面がMacBookProに表示され、それをMacBookProのキーボードやトラックボールから操作する。MacBookProの画面に表示された画面共有のMacBookAirのウインドウ内のあらゆる操作が可能である。画面をスクロールさせると、ほとんどタイムラグ無しにMacBookAirの画面のなかのウインドウもスクロールする。大変おもしろい。おもしろいが、だからなんなのか。
職場に着いたら、MacBookAirを開く。開いたあと、普通にはもうMacBookAirには触る必要がない。MacBookProをスリープから復帰させ、MacBookAirに対して画面共有を開始する。システム環境設定の「共有」の一番上に画面共有のチェックボックスがあるので、MacBookAirの設定でチェックを入れる。アクセス許可は私のみ。ついでに、ファイル共有も設定しておく。
画面共有を開始すると、MacBookProの画面上にウインドウが一つ開き、MacBookAirの画面が表示される。
現在進行中のデータはMBAに入れてある。メールもMBAでやりとりする。メールアプリがMacBookAirで立ち上がり、私はMacBookProの画面共有からMacBookAirのメールアプリを操作している。(MacBookProのキーボードから操作するが、日本語変換はMacBookAirの方に依存する。)あとは、現在進行中のフォルダはMacBookAirの方に置いてあり、たとえばMacBookProで起動したKeynoteでMacBookAirのドライブに保存してあるファイルを読んで編集する。MacBookAirはアプリケーションが起動するポータブル外付けドライブのようだ。仕事が終わって家に帰るときは、共有を解除し小さなパソコンのみを持って帰る。
修理中はMacBookAirのみで家と職場両方に対処していた。MacBookProも修理が完了し、今は普通に動くようになったと思う。
MacBookAir11に比べるとMacBookProは大きく重い。鞄も何もかも、今までの私の人生はこの大きく重いパソコンを持ち歩く前提で設計されていた。今は違う。今日もMacBookProは職場に置き去りでMacBookAirを持ち歩いている。
この二つでは、内部記憶装置の容量が4倍ほど違い、またCPUのパワーも相当な差がある。画面共有を使って二つのパソコンのそれぞれの長所を上手く引き出して、使いこなすことが出来る。
二台のMacintoshを同時に使っている人は、何はともあれ、一度画面共有を試してみたら如何だろう。