生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

ギア抜けとエンスト

大きなバイクを扱う時は色々と気を遣う。

態勢が整っていない時にバイクが傾き始めると、支えきれないかもしれない。
するとバイクが倒れるかもしれない。傷がつくことも心配だが、倒れたバイクを起こす時の苦労は経験者にしか分からないだろう。
バイクはスピードを落とすに連れ徐々に不安定さを増して行く。十分に減速し、小回りの最中にエンジンが止まったり、ギアが抜けたりすると、たちどころにバイクは自律性を失い傾き始めるのでサポートが必要だ。280kgの車重があるバイクのサポートは私の脚には楽ではない。
数日前、突然エンストした。
朝、家を出て、通りに出るために丁字路の停止線で止まるために減速した途端である。エンジンの暖気が十分でなく、減速のためにクラッチを切ったとたんにエンジンが止まった。クラッチを切ったまま停止線で止まり、エンジンを掛けようとしてスターターを回したが、掛からない。新しいバイクになってからこの状況は初めてである。
スターターを回し続けてプラグがかぶって、バッテリが上がるのが最悪のケース。多分、アクセルをめいっぱい開いてスターターを回し続ければ掛かるかとも思うが、コンピューターコントロールされているインジェクションのエンジンで、こういう場合にどうしたらよいか。
先ずは、落ち着く。
それから、ギアをニュートラルに。
一旦メインスイッチを切って、気持ちを落ち着かせて。
取りあえず、サイドスタンドを立てて、もう一度スターターを回す。アクセルをどうしたらよいかよく分からない。どうしたか覚えていない。
掛からない、掛からない。もう仕方が無いと思い。掛かるまでスターターを回し続けることにした。
もうダメかもしれないと思ってスターターを止めたら、エンジンが掛かっていた。