生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

健診で

昨日、職場の健診があった。年に一度、この時期にある。
これは、労働安全衛生法という法律に定められている(第六十六条)

事業者は、労働者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、医師による健康診断を行なわなければならない。

実施の方法はそれぞれであるが、取りあえず職場に検診車がやって来て、体育館でやる。少し前に封書が届き、問診等は事前に済ませることになっている。今回は尿検査の採尿セットも付いていた。
健診は朝九時に始まるとのことで、待たされるのはうんざりだし、10時間以上の絶食が指示されており、早く終わらせたいところである。自宅で起床直後の尿を採取し、9時10分前に健診会場に行くと、既に4名が列に並んでいた。ヒマな人たちというわけでは無く、意識の高い人たちというわけでも無く、要するに待たされるのが嫌な人たちである。
手続きが済んで健診会場に入ると、まず待っているのは身長、体重の測定である。
体重はともかく、なんでこの歳になって年に一度身長を測る必要があるのかと思う。多分、身長の測定にもいくらかのコストが掛かっているはずである。
これも国が決めている。
労働安全衛生規則
第四十四条に、毎年調べるべき項目が定められている。第三項に「身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査 」という記載がある。
身長はレーザーか何かを使えば良さそうに思うが、昔ながらの身長計を頭のてっぺんに「測定バー」なる棒を押しつけてメモリを読む。担当者は以前に測定バーを押しつけすぎて文句を言われたことがあるのではないか。私には測定バーを少し逆立った髪の毛の先端あたりで止めた。少しオマケしておきますみたいな調子だ。体重も、血圧もそんな雰囲気である。
視力検査は円形の切れ目が上下左右を当てれば良い。全く目が見えなくても4分の1の確率であたる。Cの字には見えない。三角形に見える。三角形がどちらを向いているか分かれば、何となく向きは分かる。この様なことでまともな検査になるのか疑問である。採血をして、聴力を測って、腹囲を計って、心電図、診察、胸部レントゲンで終わり。
担当者の特別な配慮か何か分からないが、身長は今まででもっとも高い値だったし、体重も少なめ。血圧は全く正常、視力に至っては1.5を記録した。腹囲その他、53歳として驚異的な測定値を記録したと思われる。
なにより、尿潜血がマイナスだったので安心した。
今年初めてガンの抗原検査や胃がんスクリーニング検査を受けることにした。結果はひと月くらいで戻ってくると思われる。