生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

アクシデントに見舞われた・細い人

いろいろとあったので、手短に。
金曜日はいつも通り、早めに出てバイクで山奥に行く。月末ということで道が混んでいた。大変疲れる。前後左右の車の流れを気にしつつのライディングが疲れるのだ。道路工事も諸処で見かけた。
昼過ぎに職場に戻り、作業に没頭、、、しようとするが、なかなか集中できない。
夕方に面談。面談相手のたばこ臭さに閉口させられた。当人も気にはしていたようで、不自然なマスク姿で現れたが、こちらは大変辛かった。
山奥の仕事で、職場巡視をする際に喫煙室に行くこともある。かつて、私もそのような部屋で煙を吹かしていたはずだが、今はもう全く受け付けない。喫煙室の巡回では数日にわたりダメージが残る。喫煙直後の方との面談も、恐らく明日まで違和感が残るに違いない。
その後、夜の講義なのだが、楽しくもあり辛くもある。手ごわい受講生達で相当レベルを下げて話す必要がある。自分が何か間違った非生産的な事をしているのではないかという錯覚に陥る。辛いのである。
帰宅は9時を過ぎる。摩耶埠頭は釣り客の路上駐車で危険な状況である。カーブミラーが設置されている急カーブに路上駐車は止めて欲しいが、釣り客にはそれが分からないようだ。
夕食を摂ってから走りに行くことにした。明日は次女の誕生日で夜は三宮で夕食をごちそうする予定である。走る時間が取れそうにない。今日は多少無理してでも走りたい。食後一休みして10時を過ぎていたが走り始めた。
途中、アクシデントに見舞われた。1.5キロ付近と思うが、トイレに行きたいと思いだした。大変奇妙なことに、目の前に逃げ場があると私たちは我慢が出来なくなるようだ。2号線を走っていた私は森具の交差点で、何となく引き返すほうがよいと思い始めた。森具公園の公衆トイレを見たが、紙が使い果たされている。お向かいにコンビニがあるが、ランナーの格好でコンビニにトイレを借りに入るのは「気が引ける」意味で宜しくないと思う。自宅まで約1キロ。とって返して出直すかと思った。食後だったのでトイレに寄ってから家を出れば良かったと、後悔するが手遅れである。
一度トイレを見ると、もう我慢できなくなるのが私たちの性ではないだろうか。
家まで戻るべきではないと思った。総合的に判断して、香櫨園の駅のトイレを借りる事を思い立った。入場券を買って入れば良いのだ。ウエストバッグには3百円余りのコインが入っている。
自販機で入場券を買い、改札機を通ってトイレに直行した。入ってすぐのところにティッシュペーパーの自販機があり100円入れて紙を買う。個室に入ったらロールの紙があり、ティッシュペーパーは買う必要が無かったが、何とか一息つくことが出来た。この話を次女にすると、入場券買わなくてもトイレを使いたいといえば入らせてもらえるとのこと。まぁ時間が遅かったので駅員は居なかったし、やむを得ないと思う。つか、娘はその経験があるようだ。妻は、随分お金の掛かるトイレだと笑っていた。
用事を済ませて身支度を調えてトイレから出て、改札を通って後はおなかの調子と相談しながら走り始めた。2号線から芦屋川沿いを上がって山手幹線に入り、住吉川沿いを下って鳴尾御影線を走って深江から43号線に移り、芦屋川沿いを下って臨港線を走って戻ってきた。
16.85km, 1h36m26s, 993cal, up/down 86m, 16°63%


息子が、お父さんの歳は幾つかと聞く。正直に答えたら、私の白髪が増えたことを気にしていた。息子は一番下の子供で、私が40歳の時に生まれた。幼稚園でも同じクラスの子ども達の親は、私から見ると若造達だった。高校に入って授業参観で白髪だらけのおじいさんみたいなお父さんだと嫌だと思ったようだ。髪を染めてくれという。絶対に染めないと思うと返事をした。慥かに、ますます白髪が目立ってきた。この数年の間に相当な白髪頭になるだろう。しかし、高校には授業参観はないので心配は要らない。それから、高校生の保護者はかなり年配の人たちが多い。白髪頭か、白髪染めしているかどっちかだから、まぁ気にすることは無いと思う。


夜遅い、微妙な講義を終えて、ちょっと自分でもどうしたらよいか分からない気分でやはり疲れていたのだと思うが、ぼんやりしながら職場のエレベーターに乗ってギョッとした。細身の人が立っていた。ギョッとするほど細い。実は鏡に映った自分の姿だったのだが、一瞬だけれども全く客観的に自分の姿を眺めていた。身体にフィットしたジーンズは細くて驚くほどだった。
端から見ると、私はそのような姿をしているらしいと思った。
安っぽい着ぐるみを着た集団が、夜遅いというのに職場の中を歩いていた。一人で歩く勇気は無いのだろう。
なんだかみっともないと思った。
私のライディングファッションの方がよほどの仮装と思う。私は大げさなライダー姿で一人で堂々と駐輪場まで歩いてバイクに跨がり、アクセルを吹かした。