年末は忘年会シーズンであるけれども、私はほとんど縁がない。
余りお酒が好きでない。職場はそのようなことに熱心でない。また、横のつながりが薄い。
私自身が孤立していると言うのもあると思う（と言うかそれが一番大きな要因と思われる）。
今年は、アルバイト先で誘っていただいたので参加することにした。
アルバイト先は、神戸市の郊外にある工場で、そこには100人あまりの派遣労働者が製造業に従事している。私は、月に一度午前中だけお邪魔するのだが、もうかれこれ8年ほどのお付き合いである。今年初めて忘年会に誘っていただき、どのような宴会か想像がつかずに出かけた。
派遣労働者たちでごった返しているのかと思ったが、主に管理職の方々が集まる宴会で、想像していたのとかなり違っていた。
三宮の少し外れた場所にある中華料理屋と思われる屋号の店で、会費が飲み放題3500円と聞いていたので、余り期待していなかった。自分の職場の関係で三宮で宴会をするときは、それよりかなり割高な会費で碌でもない料理とサービスでうんざりさせられることが多い。
ところが、なかなか良いお店で、料理はおいしくて量も十分だった。私もビールをおいしくいただいた。
和気藹々とした雰囲気も楽しめた要因だろう。職場のいろいろなネタには、入っていけない部分が多く（知らないので）共通の話題を見つけるのに苦労した。却って気を遣っていただいたようで心苦しい。
楽しませてもらったが、一次会で引き上げることにした。
その日の明け方に低気圧が通過し、強風が吹き荒れて電車のダイヤが大きく乱れていた。JRが止まっていて、阪神、阪急に沢山の乗客が流れ込み混乱していた。御影で各駅停車に乗り換えるつもりで居たが、阪神のダイヤも乱れていて、乗り換えの電車が遅れていたのでそのまま阪神西宮まで乗って、歩いて帰った。
前日は余り夜更かししたつもりはなかったが、疲れているように感じたので早めに床についた。
