生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

携帯キャリアのショップで

目が覚めたら、昨日の出来事が全て夢なら良いと思う。
いや、この数年の下らないことが全て夢ならと思う。夢と消えると困ることもある。選べないというなら、全部とっておくか。
やはり、妻の足の骨は折れており、今日妻がやるはずのことは他のみんなで肩代わりすることになった。
息子の高校に行って、教科書、制服、体操服などを手に入れなくてはならぬ。息子一人では無理ということで、私が付きそうことになった。大変面倒ないろいろ。制服や体操服はリサイクル品が無料で手に入る。取りあえず体操服はリサイクル品で済ませることにした。1時間半ほど、幾つかの行列にならんで、沢山の荷物を自転車の前カゴに入れて持って帰った。
そのあと、私はコーナンでちょっとした工具を手に入れ、それからソフトバンクの店に行くことにした。
AppleStoreで新しいiPhone(SIMフリー版)を手に入れるのに伴い、ソフトバンクの契約を切ることにした。番号ポータビリティでDOCOMO回線のSIMを契約する。今や、携帯キャリアからiPhoneを購入するのは全く無駄が多すぎる。私はiPhone5を一月使うのにおよそ8000円ほど払っている。SIMフリーの場合は、3000円ほどでおおよそ同等のサービスが受けられるようだ。もちろん、私の電話はソフトバンクのSIM LOCKが掛かっており、このサービスを受けるのにSIM FREEの電話を購入する必要がある。
一方、ソフトバンクで購入するとどうなるか、ちょっと調べようと思いウエブページを見たが、何が何だか分からないように出来ているようだ。恐らく、月額一万円ほどかかるに違いない。(使用するデータ量によりかなり金額は異なる)機種代金は二年間の分割払いで、その8割方を「割り引いてくれる」ことになるので、月額使用料にプラス数百円程度。二年間の支払総額で恐らく25万円くらい。
SIMフリーの電話を買って自分でSIMを契約すると、同等のデータ量で、本体料金込みで15万円程度。あとは、ソフトバンクとの契約を切るためにコストが掛かる。
昨日、ショップに電話して問い合わせたところ、契約を解除するには身分証明を持ってショップに直接出むく必要があるとのこと。
新入学シーズンを控え、iPhoneの新型が出たところなので、かなり混雑していることを想像していたが、意外と客は少なく、数分の待ち時間で対応してくれた。普段は女性店員が対応することが多いが、受付で契約解除と言ったせいかもしれないが、中年の男性店員が対応してくれた。名乗りもしなかった。名刺くらい出せば良いと思うが、今申し込み内容確認書を見て、N氏である事が確認できた。
てきぱきと、契約解除の手続きを進めようとする。事情も聴かなければ、引き留めようともしない。8年間の顧客、しかも、家族が4人ぶら下がっていて、毎月数万円を振り込んでくれる上客の筈である。MNP(Mobile Number Portability)の手続きをしたいわけであるが、私はそのような用語を知らなかった。解約とMNPの事務手続き上の違いなんぞ知ったことでは無い。その説明を聞きたいと思っていたが、「どうせ止めるんでしょ」で、てきぱき止めさせることがサービスみたいな調子である。8年間の顧客に対する態度がこれか、と思うと非常に不快である。思わず、睨み付ける。何の事情も聴かずに契約解除の手続きをしようとするので、こちらから事情を説明することにした。他社と契約するつもりである。
するとN氏は、MNPなる手続きであることを理解し、予約番号の発行がドウタラコウタラと説明してくれた。契約更新月ではないので、契約解除料が発生するとのこと。それからMNP手数料が3000円ほどかかることは、内容確認書を見て気がついた。
ちゃんと説明して下さい。というと、「言葉足らずで済みません」というので、「説明していないのであって、言葉足らずでは無い。契約のことなどよく分からないし、携帯電話会社の使う用語の多くは理解不能だから、説明して下さい。」とお願いした。図々しい客なのだろうか。私は、かかる費用等を説明した上で、ソフトバンクの契約を続ける方が得であるというような説明があるのかと思ったが、全く無抵抗で止めたいやつはさっさと止めろみたいな調子である。一方で、ドコモは親方商売だとこき下ろす。
MNPと分かった時点で、それについての説明が始まった。今日から二週間以内に他社と契約すること。二週間が過ぎると、契約はそのままになる。
説明が無いので、こちらから質問する。
ほう。契約を切るまでの料金は日割りしてくれるのか?これはわりと重要な点と思われる。データ通信費用は日割りでは無い。それで、ソフトバンクは月末締めとのこと。3月31日を一日でも過ぎると、おおむね8000円を支払わなくてはならない。それなら、MNPの期限を月末に設定してもらった方が何となく得のような気がするが。
これに対して、そんなことは無い。何にせよ、契約が切り替わる月は二重に支払わなくてはならないのが普通であるとのこと。
もう少し、速く行動できれば良かったと思うが、仕方が無い。
N氏とようやく普通に話が出来るようになったので、幾つか質問した。
まず、購入予定のSIM FREEのiPhoneSEに、いま持っているソフトバンクのSIMを挿して利用できるか?(恐らく出来るが、自己責任で試して欲しい)
契約が解除されたあとに、私がいま使っているiPhone5に他のソフトバンクのSIMを挿して使い続けることが出来るか?(大っぴらには言っていないが、出来る。SIM LOCKはあくまでキャリアごとの話しで、ユーザーを区別するものではない)
ということで、私の古い(が容量が大きい)iPhone5を娘が使い、娘が使っているiPhone5cを予備としてキープしておくというプランは可能であるとのこと。
最後に、長年の顧客に対し止めるなら落とし前つけさせるような契約解除料の請求や、SIM lockの解除に応じないやり方は大変不満であることを申し上げた。市場が飽和している中、長く使う顧客の満足度を如何に上げるかが生き残りの鍵になると思われる。もう右肩上がりはあり得ない。
というわけで、N氏はMNPを申し出た私を『全く」引き留めようとしなかった。別れ際に、景気はどうですか?と尋ねると、ひと言「悪いです」という返事が返ってきた。片っ端からユーザーの契約解除を手伝って、来月他のキャリアに転職するつもりなのかもしれない。
帰宅後、直ちにMNPによるSIMの契約をおこなった。SIMがいつ届くかは分からない。
帰宅してみると、電話本体よりあとに注文したケースが届いていた。丁度、妻が一人になったタイミングで宅配が来たせいで、彼女は脚を引きずりながら、階段を降りて荷物を受け取ったそうだ。
ゴムとカーボン素材の二重構造で大変良い感じである。