生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

ムーンリバー・辛いこと

寝不足で職場に向かったが、何とか夕方まで保った。
午後からの会議は、最後まで意識があったはずだ。
バイクで通勤した。
乗れている。コーナーでブーツの底を何度か路面に擦った。
早く帰る積りでいたが、間際にいろいろと仕事が降ってきた。
パソコンの調子が悪く、作業が進まない。
かなりイライラさせられた。買い換える必要があると思う。
帰宅すると、事件が待っていた。三女が学校に行くのが怖いと言いだした。小さな声で涙ぐみながら一生懸命訴え続ける。大変理解できる。詳しい事情は書かないが、ゆっくりと話しを聴いてあげる必要があった。幾つかの予定をキャンセルして、断続的に話しを聴いた。あわてなくて良い。あなたは何も悪くない。
走るつもりでいたが、何もしなかった。
彼女の弟も一生懸命会話を試みていた。彼は正義感が強い。
深刻だが、私は彼女が乗り越えられると思う。
そのうちに、どたどたと次女が帰ってきた。明日、代役で急遽ステージに上がって、楽器を演奏することになったそうだ。せめてもう少し早く、と愚痴が出ていた。5曲弾く中に、Moon Riverが入っていた。Henry Manciniの作品である。
朝もやの5番街にタクシーが止まり、黒いドレスの美女が降りて、宝石店のウインドウを眺めながらドーナツとコーヒーで朝食を済ませる時に流れていた。
次女はその映画を見たことがない。曲は聴いたことがある程度の認識である。
父親から映画の概要を説明する。オウドリーの代表作と言っていい。最も美しい彼女が見られる映画である。
田舎から出てきた彼女と、紐付きの作家が同じアパートに住んでいる。
彼女が窓辺に腰を掛けて、ギターを弾きながら口ずさむ。
そんな話しを聴いて、次女は少し、この曲と映画に思い入れが出来たようだ。


実は、私はそんなにいい人でない。
私は人を騙したくない。自分を守りたい。この2つの事柄を両立させることがかなりしんどいということを私は十分に知っている。
言葉を換えよう。
私は誠実でありたい。自分に対して、自分を愛してくれる人に対して。
分かりやすい言葉で書くと簡単そうだ。簡単だと思うならやってみると良い。。