和歌山に来ている。
出張である。そのようなこともあって、忙しかった。
土曜日、職場では恒例の行事があった。私は、何人かの人々と世間話をしたり。悩みを聞いたりしていた。励ます必要もあった。
私は、こういったことが苦手で、喋るほどに自己嫌悪にはまっていく。相手は一人でなく、落ち込んだ気持ちを立て直すいとまもなく、次のお話が始まる。
耐えきれない気持ちになる。去年も同じようだった。毎年、これで苦しんでいる。
吐き気がする。
すぐには帰る気がしなくて、自室でぼうっとしていた。
帰宅して、しばらくぼんやりしていた。
繰り返し吐き気がやって来る。
ストレスと思う。それから逃れる必要がある。
着替えて走る事にした。
ゆっくりと走り始めた。
油断していると、立ち止まってしまいそうだった。
ときどき勢いをつけて、走り続けた。
11キロほど。