船旅は、年に一度だが、もう何年も続けているので慣れている。
子供が育って殆ど手がかからなくなったので、そのぶんゆっくり出来るようになってきた。
十数時間、インターネットの圏外に置かれるのもまた良い。
本を何冊か持ち込んで読んだ。
「ホロコースト」中公新書
人種、宗教などの偏見から差別され、行われた厳しい迫害の歴史を読むにつれて、今の世の中に現れている人種にまつわる差別にヨーロッパの人々があれ程までに敏感な理由が理解できた気がした。
あらゆる意味で、私は差別に寛容であってはならないと思う。今の私たちの周りに、当時を思い起こさせるような出来事があるように感じる。
ホロコーストの歴史を学ぶべきである。
有意義な時間を過ごしたと思う。
北海道は大変涼しいようだ。
そろそろ小樽に入港である。