生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

縦書き

1月があっという間に終わろうとしている。
むすめ達が皆それぞれ、卒業し社会人になる可能性が高まっている。
長女は卒業制作を終わらせて既に提出済みのようだ。もうじき発表会があるので楽しみにしている。
三女は試験期間中で、ぶつぶつ言いながらも勉強している。
次女の卒論作成を身近で見ていた。文系の学部である。卒業論文も縦書きフォーマットとなる。文字数の指定があり、それを埋めることが彼女にはプレッシャーになっていたようだ。体調の不安も抱えながら、締め切りを気にしていた。
春先に新しいパソコンを買い与えていたのが大変役に立っている。ハード面では他の学生より少し恵まれていたのでは無いか。一方、通学時間がかかることやら、体調やら不利な点はあったと思う。
卒論作成が始まってから、時々相談を受けた。全く私の専門分野外なので、「ディスカッション」にはほど遠いやりとりではあるが、素人臭い素朴な疑問をぶつけることで、彼女の気付きを促すようなことはあったと思う。そして、いよいよ締め切りが迫ってきて、ワードプロセッサーを使ったエディティングのスキルが問題になってきた。見るに見かねて、できる範囲で助言した。
私は、職業上ワープロの扱い方の基本は身に付けているつもりだが、縦書きでレポートを書いた経験は無い。入力も少し特殊である。マイクロソフト的トリッキーな言葉遣いもケアしなければならない。大変手ごわいと思った。
最終的に紙媒体に印刷して提出なので、とりあえずきちんと形式通りに整えられたPdfファイルを用意できれば良いということになると思う。
彼女は、マージンやらインデント、タブ、パラグラフなど、ワープロ作業を行う上での基本が十分に理解できていないようだ。おそらく、大学に入ってから情報処理的な教育は受けていると思うが、少なくともそれらの設定が重要という認識は無い。スペースとリターンで整形されたワープロ文書はちょっとした編集をする度にレイアウトが乱れて面倒なことになる。加えて、縦書き文書に縦書きの表を組み込むことになると、何が何だか分からなくなる。どっちが行でどっちが列か。ルーラーは左に表示されるが、改行すると左側にカーソルは動いていく。まぁ、とにかく慣れが必要で困難な作業である。縦書きの表に特有の制限もあるようだ。加えて、使い方をよく心得ていない次女が独自の工夫を施したケースもあって、さらにワードがこちらの意図しないことを勝手に忖度してやってくれることにも用心が必要で、彼女の考え通りのレイアウトを実現する手伝いをしたが、大変手ごわかった。
まぁ、元々が英文ワープロでそれを日本語向けにしていることで無理が色々と生じているのだろう。というか、そもそもパソコンのOS自体が横書を前提にできていると思われる。
ある程度のボリュームがある論文をワープロで仕上げて行くのにどのくらいの労力が必要か、彼女には余り見当がつかなかったのだろう。それもストレスの原因になっていたと思う。
縦書きフォーマットの中に縦書きの表を入れるという難儀な作業を次女と力を合わせてやり遂げた。多分、彼女の計画通りに提出できるはずである。そして、彼女はそのストレスを乗り切ろうとしている。
彼女の作業に助言しながら、ゼミの指導教員の立派な態度を聞き、自分の仕事にも大いに参考になった。それから、ワードの縦書きもそこそこで来そうな経験を積んだ。


厳しい寒波が列島を覆っている。
滅多にない氷点下の冷え込みとなっている。仕事で気になることもあって、ジョギングもウォーキングもせず。相変わらずレイノー現象が出る。両手の指先である。人差し指がレイノーになると指先の感覚が鈍り大変気になる。冷たくなって真っ白になる。そのうちどす黒くなることもある。去年、爪に変形が起きたのはレイノーが原因では無いかと思っている。
妻は仕事が休みになり、息子をスケートリンクに連れて行った。余り上手に滑れなかったらしい。もちろん妻は見ていただけとのこと。