生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

冬の夜に走る

久しぶりに素晴らしい青空だった。
おおむね、いつも通りに出勤するつもりが、最寄り駅まで10分ほど歩いて改札を通ろうとしたときに、サイフの中にICカード式の定期券が無いことに気付いた。
時々このような事態が生じる。対応策の一つ目は、携帯電話で自宅に連絡を入れて長女に配達を依頼することである。自転車なら5分ほどで届く。二つ目の対応策、自分で取りに戻ると片道10分掛かるので往復で20分ほど無駄にする事になる。今まで何度か、長女に定期券の配達を頼んでいる。歩いて往復する20分がが勿体ないという気持ち以上に、私の下らないミスで長女に負担を掛けることが申し訳ないという気持ちになり、三つ目の対応策を取ることにした。自販機で切符を買うことである。片道で270円もかかることを知った。帰りの分を含めると、往復で540円の全く無駄な出費である。
なぜこのような事態を招くかというと、ジョギングに出るときに緊急事態対応として駅のトイレを借りたり、電車に乗って帰ったりという可能性を考慮して定期券をサイフから出してオーバーパンツのポケットに入れて走るからである。走り終えたあとにポケットに入れたままオーバーパンツと一緒に洗濯機に突っ込んでいる。走り終えたときは、定期券をサイフに戻さねばと思っているが、そのまま犬と家の周りを一周散歩して帰宅したときにはもう忘れているという寸法である。
忘れずにサイフに戻す、あるいは、朝家を出るときに定期券を確認するにはどうしたら良いか。そんなときのためにApple payがあるのかもしれないが、私が持っているカードはピタパカードで、これはどうやら対応していないようだ。定期券を挟むことが出来るようなiPhoneケースを使うという手があるが、改めてケースを選び直さなければならない。私は今使っているケースを大変気に入っている。
270円の切符をポケットに入れて、満員の電車の中で考えていた。
今まで、ジョギングに出て電車で帰ったことは三度ある。せいぜい年に一度である。そのうち定期券で乗れる区間だったことは二度。駅のトイレはたまに使わせてもらう。せいぜい月に一度くらい。しかし、公園やコンビニの個室を使うことも出来る。つまり代替措置はいくらでもある。定期を使ったと言っても、電車賃としては200円程度。仮に駅のトイレを借りるにしても入場券を買えば良い訳だし。定期券を忘れて往復で540円払うリスクに較べると、全く些細である。ジョギングに出るときはウエストバッグにiPhoneと小銭入れを入れているので、いざというときに電車に乗ることはできるし、何なら妻に電話して迎えに来てもらうこともできるのだ。という訳で、今日から定期券を持って走るのは止めにする。なんだか少し残念な気はするが、素晴らしい解決法である。
夕食を済ませて食器を洗って、新聞を読み、それから着替える。冬の夜は外気温と風が気になる。手足が悴むのが苦痛である。汗が冷えると大変辛いことになる。下半身はロングタイツにオーバーパンツ、上半身は長袖のアンダーシャツにランニングシャツを重ねて、半袖のTシャツを更に重ねてジャケットを着る。これぐらいで丁度良い。それからネックウォーマーにニット帽。腰にはウエストバッグを巻き、LEDのランプを取り付ける。これは目立たせて身を守るためである。
なかなか厳しいコンディションである。早く身体を温めたいので、ある程度のペースを維持する必要がある。もう少し暖かいウインドブレーカーなどがあると良いのかもしれない。
臨港線から43号線に出て、櫻正宗から魚崎の酒蔵通りに入る。そのまま旧西国浜街道を進み、岩屋から摩耶の歩道橋を渡って、トンネルを通りJRを潜って稗田水神社の脇を抜け、水道筋から徳川道、あとはいつものコース。岡本市街地を抜け芦屋のSunMallを通って芦屋川から山手幹線をとおり帰ってきた。途中身体があたたまったが、最後は手が冷えて辛かった。
25.67km, 2h28m57s, 1521cal, u/d152m, 4°
そのまま犬と散歩。
冷え込んでいる中、夜に走り始めるのは決意が必要だ。
走り始めれば、途中で引き返す理由は何もなくなる。今日は25km走る積もりで12kmを越えたら戻り始める積もりでいた。JR摩耶駅付近の歩行者向けトンネルを初めて通ったが面白かった。西国浜街道はなかなか興味深い道である。調子もまぁまぁだった。残り数キロはかなりバテていた。
このごろいろいろと気分の滅入ることが多いけれども、走っているうちに軽い気持ちになった。
将来について、いろいろと考えている事がある。あと4-5年のうちに、私は何かを始めたいと思う。