生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

妻とウォーキング

毎日走っていると、かなり疲れるので、適宜ブレイクを入れる。
妻からなにかリクエストがあれば、走るのを止めてお付き合いする。昨日はもともと倦怠感を感じていて、休みたい気持ちでいたところに、妻からウォーキングの誘いがあったので、妻と二人で散歩することにした。ウォーキングといってもいろいろな取り組み方がある。一人で出かけるときはきちんと着替えて全力で歩くことが多い。すると走るよりもキツイ。妻と歩くときは、話を聞きながら少し速足くらい。妻にも私にもいろいろと話題があって、有意義な時間になる。
古本屋まで歩くことにした。アルバイトの話や、家の中のいろいろ。子供たちの様子や居候している姪の事など。私たちが意見交換し意思統一を図ることが大切である。
最近読んでいる本の話なども。
往復で約8キロ近く。古本屋で目的の本を手に入れ、大変有意義な時間だった。
ポジションを入れ替えて寝たら、私も妻も安眠できなかった。

残念ながら

今年になって、大切なものを無くしたのは二つ目だ。いずれもジョギング中にウエストバッグからこぼれたようだ。
一つ目は家の鍵で、5月にバーベキューをやったときキーホルダーごと落とした(に違いない)。いつもは小銭入れのリングに引っかけているが、その日は小銭入れをもち忘れて、鍵と一緒にスマートフォンをウエストバッグに入れた。景色を眺めながら走り、スマートフォンを取り出して写真を撮ったときに落としたのだと思う。イヤホンで音を鳴らしていたせいかもしれないが、落としたのに気付かず。帰宅後に走ったコースを自転車でもう一周回ってみたが、見つけられなかった。
私がジョギングをするときは、同じ場所を往き来したり、ぐるぐる回ったりすることは無い。出来るだけ大回りする。その日もおよそ10kmのコースを走って戻ってきて気が付いた。落とした可能性のある場所は、スマホで撮影しているので見当がつくのだが、見つけられず。
6月29日土曜日。明るいうちに走ることにした。山を一回り。およそ21kmで、標高差が500mという難コースである。走り始めてすぐに、腕時計をしたままということに気付き、外してウエストバッグに入れた。落とさないようにと思って、スマートホンの下に押し込んだ。最後の坂を登り切ったあたり、およそ15kmでずいぶん汗を掻いたので時計が心配になってバッグの中を確かめてみたら、無くなっていた。腕から外したのは2km付近と思う。その後、10km付近でイノシシに出くわし、スマートフォンで写真を撮ろうとした。その時に落ちたのかも知れない。暗くなって雨が降り出す前に探しに行かなくてはと思ったが、体力的にはかなり厳しい。今にして思えば、気が付いたときにその道を引き返して走れば良かったのだが、できるだけ早く家に戻って車で探しに行く判断をした。最後の下り坂を駆け下り、芦屋の駅から電車に乗って妻に電話を掛けた。最寄り駅まで車で来てもらい、そのまま時計を探しに車でコースを走った。結局見つけられず。
夕食後に、自転車で一周回ることにしたが、標高差500mのコースを自転車で回るのは走る以上にキツい。雨も降り出し、ずぶ濡れになって一周回ったが見つからず。その晩は疲れ切ってたためか、掛け替えのないものを失った気持ちからか、さっぱり眠れなかった。
翌日、午後になって雨が上がったので、再度21kmのコースをジョギングしてみたが、見つけられなかった。
およそ25年間、私の左手首で時を刻んでいた。お気に入りの時計である。故障もせず正確に時を知らせてくれていた。自分の身体の一部を失ったような気分になっている。
警察に届けた。一週間くらい誰かが拾って届けてくれるのを待つつもりでいる。
見つからなければ、新しい時計を手に入れることにする。
全く残念で、大変な不注意である。
時計が何かの不運の身代わりになってくれたのかも知れない。

7月

梅雨に入った。この季節は好きである。
雨上がりがよい。ひんやりして空気が澄んでいる。
ジョギング中に時計をなくした。25年気に入って使い続けた時計である。
我が身の一部を失ったような気分になっている。全くの不注意によるヘマなのだが。

銀行で話しを聞いた

日曜日に妻と二人で銀行に行った。
10年余り前に自宅を新築し、土地と家屋の代金を住宅ローンで借りた。30年のローンで、13年ほど返済を続けている。変動金利を選んだが、この13年間で大きく金利が変わることは無かったと思う。
少しまとまった資金が口座に入金されて銀行から連絡があり、今後の資金の運用について助言を頂けることになった。
ローンの返済が終わるのは私が75歳のときで、既に引退しているはずである。年金生活になっていたとして、ローンを返し続けるのは困難と思われる。だから、繰り上げ返済という形でなるべく早く返し終える事を考えていたが、実際にはさまざまな家庭の事情があり、思ったように返済が進んでいる訳では無い。
話を伺っていて、いくつか気が付いたことがある。
銀行側の理屈は、現在の住宅ローン金利は比較的低い。急いで返済する必要は無い。なぜなら、団体保険に加入しているので、死亡等で返済がチャラになる場合を考えると借金は残しておいた方が良い。繰り上げ返済する資金があるなら、住宅ローン金利負担分をいくらかでも超える利益を生み出す投資をしたら良い。
投資にはリスクが付きものであるが、個人年金などは運用金利が安い分リスクは少ない。一方で、個人年金への投資は税金の控除の対象になり、その分の差し引きで繰り上げ返済より得になる。
そのような話をしていて、日本の金利が米国などに較べて安いので、ドル建ての投資信託が得であるという話しも伺った。但し、米国経済の状況や為替レートの変動を考慮する必要がある。
話をしている間に、パートを終えた妻がやって来た。
話は何となく分かった。単純に、住宅ローンの残高を減らして、金利負担を軽減したいと考えていたが、別の考え方があることに気付かされた。一方で、銀行としては、資金をローンの繰り上げ返済に充当されると、ローン金利の収入が減る上に資金の運用も見込めず、二重の意味で損になる。何とか繰り上げ返済を思いとどまらせたいという事情があるのだろう。
銀行が用意していた資料には、今後の日本経済が低迷するとはっきり書かれていた。だから資金を消費に充てるより、手元に残して運用を考えるべきだと言うことのようだ。銀行が本気で日本経済の低迷を危惧しているのか聞いてみたが、少子化、高齢化は明らかで、今後経済が上向く要素が無いとのことだった。少子化については書くと長くなるので別に取り上げるつもりだが、銀行の資料に書かれていることは、明らかな政府の政策の失敗を前提に今後の経済設計をせよと言うことである。これは衝撃的だ。
夫婦二人で年金暮らしは、我が家の場合住宅ローンの返済があるとなり立たないと言うことも理解した。
あとは、ローンの返済を優先するか、資金を手元に残しておくかの判断である。
そろそろ梅雨入りするらしい。

日曜日

慌ただしく、落ち着かない日々でどうにもやる気が起こらない。
三女が、泊まりがけでライブを見に行くという。朝早くに駅まで車で送ることになった。
お陰で、いつもの日曜日の朝より早いスタートとなった。犬と散歩を済ませて、メジャーリーグの中継を眺めて、仕事をして、妻が下ごしらえしてくれた昼食を取る。妻は割の良いバイトで出勤した。
正午のニュースが終わり、私の苦手なのど自慢が始まるかと思ったら、沖縄慰霊の日で、沖縄全戦没者追悼式の生中継があった。慌ただしい中継。もう少しゆったりと時間を取るべきと思いながら見た。知事は全戦没者への慰霊の言葉を述べ、米軍基地負担に付いて所見を述べた。子ども達の詩の朗読のあと、総理大臣が基地負担の軽減に努力する意思を表明するとともに、経済支援について話をした。衆議院議長の挨拶が始まるところで番組は終わった。大体そのような流れだったと思う。
何にせよ、沖縄が戦場となり、20万人余りが死亡した。戦闘に多数の市民が巻き込まれ悲劇的な事態となった。
総理大臣がスピーチする重要なイベントであったにも関わらず、この追悼式のニュースとしての扱いはきわめて小さく、その日の夕方7時のNHKニュースのラインアップは、まず 神奈川県警がヘマをして取り逃がした受刑者がつかまった公務執行妨害事件の顛末が延々と流れ、防水スプレーの健康被害についてのニュースがあって、その後3番目だった。それでも、知事による県民投票の結果に関する発言も取り上げられて総理大臣のスピーチに対して野次が飛んだことも伝えられていた事を考えると、さまざまなプレッシャーと忖度のなかで、NHKの報道部はそれなりに努力したのかも知れない。但し、防水スプレーのニュースは動物に対しては獣医に取材していたのに対し、肝心な人間の健康被害の方は怪しげな匿名ツイートを持ち出しただけという何というか、7時の全国ニュースの2番目に据えるには全くお粗末なニュースで、余程他に話題が無かったのだろう。
雨が降って、走らず。土曜日も何となくやる気が起こらずに何もせず。