生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

専門家は個人の責任で情報発信すると拙いか?

http://deztec.jp/design/04/03/000156.html
なんだか、三つくらいのことがごちゃごちゃになって、上記表題のひと言に集約されているけれども、ちょっとおかしな話。
少なくとも、誤解を生ずるでしょう。

  • ウエブデザイナーは、ウエブ作成の専門家として、他のウエブ作製者、あるいは、ウエブページを使って情報発信しようとする人の手本となるべきだ。
  • 専門家は、専門分野に関する発言に関して、責任を持つべきだ。
  • 責任が持てないなら、発言するべきでない
  • 所属団体の全体として責任を取るなら構わない、と云う風に取れそうだが、筆者(とくほさん)にそういう意図はないらしい。

ともかく、専門家だろうが、素人だろうが、(自称専門家の方が発言のインパクトは当然高いだろうけども)、ウエブページで発言するからには、当然、腹を括り、あらゆる人からのあらゆる批判的意見を受け得ることを覚悟するべきだ、という感じで、私は意訳したんだけど。
否定命令文で、キャッチフレーズを拵えると、色々な誤解を生む元になる。
色々なアイディアをまとめてらっしゃるが、自称専門家の間違った情報は、確かに害悪であるけれど、ウエブページに並んでいる多くの情報が当てにならないというのは、ウエブと付き合う上で常識。それが、自称ウエブデザイナーであっても、 自称HTML・XHTML カテゴリのガイドであっても同じこと。
誰と責任を分担したところで、インチキはインチキ。上司に個人サイトをチェックをお願いするくらいなら、社内で講習会でも開いた方がマシというもので、そういうことはFaculty developmentと称して、まっとうな企業なら色々と取り組んでいるはずです。
ウエブデザイン業界が特別とは思わない。会社の管理者が、社員に対して予防的に呼びかけるならまだしも、社員個々人が自分のサイトを会社に申告し、お伺いを立てるというのは筋が逆と感じる。私にはとうてい理解できないが、考えが古いだけかもしれない。