生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

日曜日の朝

選挙が終わり、次の国政選挙は3年後という。北朝鮮による拉致被害者とその家族にとって、厳しい3年間になることだろう。
今回の選挙で、はっきりしたことは、拉致被害者に対する救済を積極的におこなうことが、国民の関心を大いに引くものの、さほど投票活動に影響しないことである。小泉氏は、そのように見切ったと思う。
増元氏が東京選挙区で落選したのも、厳しい現実である。
与党の誰が考えついたのかは知らないが、曽我さん家族の再会は、選挙に対する関心をいくらか希釈する効果があった。選挙目当てでやったのだとしたら、まっとうな解決への道筋を用意せず、一番安直な手段と選んだ政府は、犯罪的と感じる。北朝鮮に、いくらかの資金を提供したのだろうと思う。出発シーンの中継サービスや、様々なことをやってくれる。同行の北朝鮮職員の宿代を日本政府が負担していないことを願っている。
ジェンキンズ氏の説得とは、何のことか。
この場合、日本政府が米国政府を説得するべきであって、曽我さんがジェンキンズ氏を説得しても無意味である。現状では、一家がインドネシアに永住するか、改めて家族が離散するか、曽我さんが北朝鮮に戻るか、と云う選択肢以外に用意されていない。今の段階で、面会させるのだから、日本政府が米国政府の説得に成功し、一家は日曜の朝、羽田空港に降り立つだろうと思っていた。選挙を意図した話題作りとすると、やりすぎと云う気もするが、再会のシーンのみ用意する方がよほど無責任だと思ったのだ。
残念ながら、日曜の朝には何も起こらなかった。