生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

暫定日記/日々の泡 http://d.hatena.ne.jp/youarai/20050205#p1

予防接種の目的が「流行させないことによって、予防接種を受けられない人たちを守る」ということを第一義としていて「自分や家族を感染から守る」というのが副次的な目的であるというのは理解できるものだ。

上記:http://d.hatena.ne.jp/namnchichi/20050205#p4
でもふれたが、
「国民衛生の動向」(2002年版、少々古い)に依ると、予防接種の意義について、

予防接種は感染症が流行することを防ぐ(集団予防)だけではなく、個々人が感染症に罹患することを防ぐ(個人予防)という重要な役目を担っており、

とあり、自分や家族を守ることが副次的な目的、とは書いていない。また、集団予防の概念が、予防接種を受けられない人たちを守ることを第一義、という解釈は、必ずしも正しくはないのではないか。
上記、国立感染症研究所の中のページ。「水痘−その病態とワクチン定期接種化に向けて」
http://idsc.nih.go.jp/iasr/25/298/dj2982.html
のなかに、

近年の医療の進歩により、ステロイドを始めとした免疫抑制剤の投与を受けている後天性の免疫不全患者の数は増加の一途をたどっている。

という記述があり、無視できない現状となっていることは間違いないのだろう。集団予防により実現する一般人を対象にした流行の防止は、予防接種を受けられない人たちを守ることに繋がるのは当然のことであるが。