生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

予防接種(更に追記)

田辺製薬の乾燥弱毒生水痘ワクチンの効能書を見ると、接種対象者として、
生後12ヶ月以上の、水痘の既往歴のないもの、に加えて該当者として(抜粋引用)

  1. 水痘の罹患が特に危険と考えられるハイリスク患者(急性白血病などの悪性腫瘍患者および治療により免疫機能に障害をきたしている者及びそのおそれのある者)中略(具体例列挙)
  2. ネフローゼ、重症気管支喘息などでACTH、コルチコステロイドなどが使用されている場合は、原則として症状が安定している症例が接種の対象となる。(中略)
  3. しかしながら緊急時、例えば感受性白血病児が水痘患者と密に接した場合などには、、、(後略)
  4. 予防接種を受けたハイリスク患者と密に接触する感受性者
  5. 水痘に感受性のある成人、特に医療関係者、医学生、水痘ウイルスに対する免疫能が低下した高齢者および妊娠時の水痘罹患防止のため成人女子は接種対象となる。
  6. (後略)

すなわち、水痘の予防接種は、免疫能に問題があり、水痘が重篤化する可能性のある人を含む。
一方、国立感染症研究所の中のページ。
水痘−その病態とワクチン定期接種化に向けて
http://idsc.nih.go.jp/iasr/25/298/dj2982.html
は、研究論文らしいが、まとめの中に、

成人例を含めるとかなりの数の入院患者が存在するようである。このような患者の中には、昨年我々が経験したような医原性の免疫不全宿主での重症感染も相当数あると思われる。水痘ワクチン定期接種化を目指し、全国レベルでの実態把握が必要であろう。

と、述べていることから、治療目的で、免疫抑制剤を使用している患者への感染を防ぐ意味で、水痘の予防接種を定期接種化しようと考えている人が居るようだ。何にせよ、これが描かれた段階では、入院患者数や、威厳製免疫不全宿主の重症感染症がどの程度数あるか、よくわかっていない状況だったようだ。。
水痘の予防接種は、比較的安全であることから、予防接種で防げるものは防いでおけばよいということなのかもしれない。しかし、上記、水痘ワクチンの接種対象者を見ると、社会全体に予防接種をおこなうより、ハイリスクの人にやった方が、効率は良さそうな気がする。子ども四人を育てる親の立場としては、罹らないで済むなら、その方が良いかもしれない。副作用がないというなら。