JR西の新型自動列車停止装置が96箇所で誤った設定となっていた。
と云う話なのだが、装置は最新、万全だが、運用がいい加減。そのうち30箇所は、制限速度を超過しても減速しない設定、詰まりオーバーで、大事故後に設置された66箇所は制限速度マイナス5キロで制動が働くアンダーの設定。オーバーに関しては、遅れを取り戻すための速度超過が常態化していたのなら必然的な設定である。アンダー設定は、制限速度そのものに安全確保という根拠が希薄であることを証明しているように感ずる。安全への信頼を揺るがす失態
と感じて下さるだけ、進歩した。私はあの事故の直後、JR西は全線の運転を停止して、点検をおこなうべきだと感じた。要するに、いい加減にやっていて事故が起こり、何を反省したらよいか理解せぬままに運転は再開されていたということだ。