生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

パンを踏んだ娘

アンデルセン作。私はNHK教育テレビの人形劇でこのストーリーを知った。
幼い心にトラウマを刻み続ける、伝説の人形劇とのこと。

頷ける。
原作、といっても日本語訳(岩波少年文庫:アンデルセン童話集 (2) 大畑末吉訳)だが、図書館から借りることが出来た。

読んで感じたことだが、このストーリーの肝は娘が地獄に堕ちたことではない。
他人事としてその話を聞いて、涙を流した少女が年老いて、自らが天に召されるときに、自分自身を省みて、同じような行いがあったのではないかと案じ、許しを請う場面である。
おそらく、テレビの人形劇ではその部分が省略されていたように思う。