生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

またぐ

偶々学校に行こうという番組の最後の当たりを見た。所謂、スペシャルだったのかも知れない。
長女がタカラヅカのファンである。番組は、タカラヅカ音楽学校を受験する少女たちを追いかける、ドキュメンタリだった。私はその最後の辺りを見た。
受験資格に年齢制限があり、高校三年生の彼女たちは夢を叶える最後のチャンスである。合格発表、掲示板が開かれるところで、CMまたぎ。
そして、掲示板を見つめる少女たちの姿を追うシーンを無粋な四角い枠が邪魔をする。枠の中にはVTRのモニタをアホ面で見つめるスタジオの芸能人が映し出される。非常に邪魔、興ざめ。
一人だけが合格し、多くの少女たちの夢は潰えた。純粋な夢の中に、視聴率競争が土足で踏み込む。
どうして、ラストチャンスに賭ける彼女たちを選んだのだろう。私はその理由の想像は付くが、番組を「また来年頑張ろうね」で終わらせるべきだったのではないか。