生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

ITを活用

読んで考えた。
担当している実技講習会で、ポラロイド写真を撮影するステップを、今年からデジカメに置き換えた。
デジタル一眼レフマクロレンズを装着し、接写台に固定してある。資料を撮影台に置いて、ファインダーをのぞき込みマニュアルフォーカスでピントを合わせて、ブラケット撮影で三コマほど連射する。USBケーブルをマックに繋いで、iPhotoで取り込む。丁度良い露出のものを選んで、インクジェットプリンタで印刷して渡す。
講習参加者は、豪勢なデジタル一眼レフに感嘆の声を上げる。
すごいですね!
まぁね。去年まではポラロイド写真だったんだよ。
撮影してフィルムを引き抜いて、30秒後に裏紙を剥がすように云って受講者に渡す。ただそれだけ。単能の機械なので、ピント合わせさえ必要ない。
ポラロイド写真の方が遥かに簡単で、手間がなかった。デジタル化のメリットは何か。
ほとんど無い。大幅なランニングコストの削減。他には無い。
IT活用の神髄は、コストダウンである。
異論はあるまい。
近隣セキュリティシステム(まもるっち)も同じく、手間が省けるから、人件費を削減できる。つまり、手抜きの道具である。それを無理矢理もたされるとなると、かなりやるせないものがあるだろうと、想像する。
引きずられて、押し込められたら、どんな警報装置をもっていても役に立たないだろう。幸いに緊急時にピンを引くことが出来たとしても、大きな音が鳴って不審者にそれを所持していることがばれる仕組みだ。
発報した場所を特定できたところで、車に乗せられてしまえば状況は厳しくなる。不審な人がいたら警報を鳴らすような仕組み(事件を未然に防ぐ仕組み)が必要なのだが、それはまもるっちのような(ことが起きてから通報する)道具では無理で、大人が巡視するしかないだろう。
幸い、我が家の居住地の学校ではこの手の電波発信装置を児童にもたせようという動きはないと思う。