生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

科学のクオリティを保つのはボランティア

科学に取り組む人々を科学者といい、それは自然科学でも社会科学でも、生命科学でも構わないのだが、何か新しい原理を表現する時にインチキなほら吹きでないことを、誰かが証明してくれる仕組みがある。
証明してくれるのは、大抵はボランティアだ。
いや、直接的には、自説を公表する場の権威が説の正しさを証明する。
とある雑誌に掲載された、独創的な説が、現時点では正しいに違いないということを証明するのはその雑誌の権威である。その雑誌の権威を維持するために、インチキな投稿を刎ねる仕組みが必要である。いちいち投稿内容を読んで、理解しようと努めて、理解できない場合はさらなる説明を求めて、怪しげな説に対して突っ込み、コメントし、修正を求める、そういった作業は、多くはボランティアの手に委ねられている。
つまり、偉い先生が素晴らしい説を主張できるのは、そういったボランティア科学者達の努力に因るに違いないと私は思う。科学の目的は、人々の幸福に貢献することで、査読者と呼ばれるボランティア達が、その原動力となって人々の幸福を支えている。
まぁ、なんというか、決して楽ではないけれどもお互い様だし。