生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

米の消費拡大

総理大臣が、米の消費拡大について独り言を呟いた。良く分かんない人だな。
私はこれについて、ずいぶん前からアイディアをもっている。私は1993-95年に掛けて、アメリカ西海岸で生活した。そう、野茂英雄の大ブームが起きた年。つまり、日本国内で米が不作で、外米を食べた年だ。私はその時カリフォルニアにいて、否応なしにカリフォルニア米を食べていた。
感じたのは、ちょっとぱさぱさしているなということ。あと、アメリカのスーパーで売っている米は安いということ。当時、一ドルが80円台という円高基調ということもあるが、何だかドルで買う米がとても安く感じた。
主食だし、帰国してスーパーの米売り場で値段を見て、たまげた。我が国は貧しいのだ。そう思った。
米国では日本食がブームで、職場のカフェテリアでもスシの折り詰めが売られていたし、ドジャースタジアムでもスシ弁当が売られていた。アメリカ人の看護師に紹介され、ロサンジェルス近郊の寿司バーに出掛けた。最初の店は韓国資本の日本料理店で、店員は皆韓国人。日本語は全く通じなかった。
その後、サンタアニータで穴馬を当てて40ドルほど儲けて(私の生涯唯一の馬券購入経験)、日本人の板前がやっている寿司バーに出掛けた。サーモンがのっかっているところがさすがはアメリカだと思った。今、近所の回転寿司で寿司ネタにサーモンは珍しくないが、当時はとても新鮮に感じた。板前がこぼす。アメリカ人は寿司とハンバーガーを同格の食い物と見なす。一個99セントのバーガーと握り寿司を一緒にされたら敵わない。
まぁ、確かにそうだ。
寿司に吉野家のテリヤキビーフボウル。そこら辺は米の消費拡大に寄与していた。但し、カリフォルニア米だろうが。
私のアイディアとしては、おにぎりショップを全米に展開したら良いんじゃないかということ。アメリカ人はヘルシーとかファットフリーとか、そういうことに妙な拘りをもつし、日本食は体によいと信じ込んでいるフシがある。ファーストフードの一ジャンルとして確立できそうに思う。
但し、日本産の米の消費拡大につながるかどうかは、まず価格競争力を付ける必要があるだろう。それから宣伝。スーパーアグリ農林水産省がバックアップして、全世界に日本の農作物を売り込むキャンペーンというのは、今となってはもう無理か。