ある経済の専門家が、幾ら原油の値段が上がっても、買い続けるしかない、というようなことを言っていた。２週間くらい前。
そうなのか。わたしには良くわからない。ちょっとの間に数倍に値段が上がった。それも、大した理由も無しに。
代替エネルギーとしての穀物相場の上昇が先行していたような印象がある。原油が上がって儲けている人が誰なのか、わたしには良くわからない。わたしではないと思う。
代替エネルギーといっても、直ぐに実用化されるわけではない。ましてや、ガソリンに代わるエネルギー源が実用化され、石油が時代遅れの物質になるには、まだ当分時間が掛かるだろう。お金も掛かるだろうな。
バブル経済で大騒ぎしていたとき、わたしは丁度大学を出るくらいだった。何となく覚えている。我が国の土地は限られている。土地の値段は永久に上がり続けるような錯覚を持った人々が、バブルを膨らませてそのうちに弾けた。端で見ていた私も、土地の値段は永久に上がり続けるような錯覚をもった。
原油も、同じようなもので、代替エネルギーが実用化されるよりバブルが弾ける方が先だろう。
