湯たんぽが見直されているようだ。湯たんぽは面倒だ。それでも使う理由は省エネということらしい。
私が子どもの頃、母の実家に泊まりに行くと湯たんぽがあった。祖母はブリキの湯たんぽに水を満たして石炭ストーブの上に置き、湯が沸いた頃に袋に移す。孫のフトンの中に忍ばせる。要するに、ストーブの余熱を利用した省エネ暖房器具というわけだ。
今のライフスタイルの中に、余熱を発生するようなものがあるとは思えず、結局湯たんぽに入れる湯を沸かすわけで、これは省エネとは言い難い。再利用できるのでエコという発想が出来る人には、満足感が得られるのかも知れない。
