生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

車を買う

シビックは200万円。アコードは三百万円。インスパイアが400万円で、レジェンドは500万円以上。
ライフが百万円。
ザッとこんな感じだと思う。
多くの人が車をもっていて、何年かおきに買い換える。
何年か過ぎて、車が革新的に進歩しているわけではない。車は車だし、相変わらず10キロほど走る間にガソリンを1リッターほど消費する。税金がかかり,保険料が掛かり。
遊びに行くと駐車場に困り、食事の時にはお酒を諦めねばならない。通勤に使うと渋滞に悩まされ、有料道路料金を取られる。
仕方がないから普段は駐車場に置いておくが、毎月駐車料金が生ずる。
それでも車を買う人が居るのは何故だろう。
妻が、13年もののオデッセイを次の車検で買い換えようというのは何故だろう。
もう車の所有をやめてしまおう、という提案が受け入れられないのは何故だろう。
たいして役に立っていない車を所有するのに、莫大なコスト負担を強いられている。貧乏人が車をもちたがる。私が負担したコストは、どこに消えているのだろう。
そもそも、エンジンとタイヤの付いた鉄の箱を家の前に置いておくために、どうして何百万円も払うのだろう。
それは浦安の掘っ建て小屋の前に並んで下らないゲートをくぐるために貧乏人達が一人数千円の通行料金を払う仕組みとよく似ている。
市民達が経済的に窮乏し、節約を意識し始めて車は売れなくなった。窮乏した人は車など買わない。
市民が努力して、社会は進歩し、科学技術が進んでも、車は依然として百万円単位のラインアップで、貧乏人の総生産の半分をむしり取る。パソコンは買うが車は買わない。そういう時代がやってきた。
時代がかわった。だからアメリカの自動車会社は潰れかけている。
何百億ドルつぎ込んだところで、会社を救う手立てはない。時代は次に移りつつある。
自動車会社を救う方法は、不採算部門は全部スクラップにして、車の値段を劇的に下げること。今の数分の1程度に。

追記

もう少し具体的に書く。
現在の自動車会社を存続させるために資金を提供するのは無駄だ。
倒産させた方が良い。潰してしまって,資産を二束三文で売り飛ばす。
誰か有能な人に使えそうな工場や技術者を買い取ってもらえば、びっくりするような自動車を作り出すことだろう。敗戦後の混乱の中、軍需工場から払い下げられた発動機を妻の自転車に取り付けて大ヒットを飛ばした故事に習えばよい。