生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

電気自動車サギ

について書こうと思っている。
大きな自動車会社が潰れかけていたが、国のお金を援助して今も潰れていない。とても不思議だ、自由の国アメリカでたかが自動車会社が潰れたくらいでどうと言うことは無さそうなのに、大きすぎてつぶせないというようなしばしば不自由の国日本で聞くセリフを聞かされた。
お金を援助するに当たり公聴会が開かれて、気の毒な経営者達は援助を受けるに相応の努力目標みたいなことを言わされた。おそらく、根本的に何かを変えるつもりはない。お金を受け取ることで問題を先延ばしにする。とりあえず、政府の誰かが「もうあんな会社つぶしてしまえ」と言い出すまで、お金は支払われ続けるだろう。もうダメと分かっている誰かに、お金を渡すなど正気の沙汰でないように感じた。そのすぐ後に、デトロイトでモーターショウがあり、多くの自動車会社は出品を見合わせたというニュースを耳にした。その中で、潰れかけていたがとりあえず政府がお金を呉れたので倒産を免れた自動車会社は新型の電気自動車を出品し、これから我々はこれで行くと言うようなキャッチフレーズを掲げていたが、全てインチキだ。今までやった失敗を取り戻す保証は何もなく、そのようなものが実用に供されるのはまだずっと先の話だし、実用になったときに彼らが業界の主導権を握る保証は何もない。つか、その時までこの会社が潰れずに保たせるにはさらなる資金が必要に違いない。実用性のない電気自動車の出品は,要するに、政府からもう少しお金を余分に引き出して、倒産を先延ばしするためのデモンストレーションに違いない。
さっさと潰してしまえば良かったのに、百億ドルというような単位のお金が、改善の見込みがない会社のとりあえずの金策のために振り込まれた。
飛んだ茶番だと思う。そういう状況をみて、私は電気自動車サギという言葉を思いついた。