日中のテレビ番組をほとんど観ないから、この度の逮捕がどれ程のインパクトがあったのか、自分で想像するだけである。あらゆるテレビ番組の視聴率を５％上げる力を持っているグループのメンバーが容疑者として捕らえられた。
さぞかし、大騒ぎだったのだろう。様々な意味で、大きな事件と感じた。
夜のNHKニュースを見ていたら、ちょうど釈明の記者会見が始まるところだった。
いつの間にか、容疑者という言葉が外され、さん付けになっていた。
オマケに、驚いたことに、大臣が自らの発言をあっさりと撤回した。
前者はグループが所属するプロダクションの影響力、後者はグループの人気が来たるべき選挙に無視できない影響を与えることを危惧した結果だろう。
私の矜持と余り関係のない判断基準で、世間の正義とか、倫理とか、理屈とかが決まっていくことがあるということを、国営テレビ局と総務大臣が証明してくれて、何かなぁ、と思った。
