生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

ライダーに憧れる

教習所で大型自動二輪の免許を取った。卒業検定を2度受けた。色々と言い訳があるので、そのうちに書くかもしれないが、要するに急制動で止まり損ねたら、不合格と言われ、受け直す羽目になった。路面はドライだったから、別に難しいことは何もなかったのだが、言い訳は後日だ。
二度目の受験の時、私の前にひとりの中年男性が受験した。受験前の彼が言うには、スラロームが苦手とのこと。私はスラロームで苦労したことがない。彼はしばしばコーンを車体後部で引っかけるそうだ。アクセルを開けることをアドバイスした。クリッピングからアクセルを開けられればタイムも短縮するしリズムも生まれる。慌てる必要はない。
1番手で彼が走り始めた。いきなり走路を間違えた。試験官から拡声器越しに指示が飛び、彼は一本橋から落ちた。落ちたと言うより乗り損ねたと云って良いだろう。それを見ていて、彼が免許を取得するまでの遠い道のりに思いを致した。いや、これは相当難しい。教官の腕次第か。しかし、彼がこの場にいると言うことは、教習の過程をパスしているはずだ。それにしても、何だかみてはいけないものをみた気分だった。
そういえば、私も中型免許を取ってから二十年余り。遠い道のりだった。