ブロスにはポジションランプのスイッチが付いている。要するに、車で言うハザードランプのようなもの。キーのポジションは、ロック、ポジション、オフ、オン。この中で、オン以外の状態でキーを抜くことが出来る。
要するに、ついうっかり、ポジションランプ点灯の状態でバイクから離れてしまうことがあり得るということだ。
どうやらそれをやってしまったらしく、セルモーターが廻らない。
押しがけしようとするが、手頃な坂道が無く、また、VTRほど簡単にはエンジンが始動せず。まぁいろいろと苦労した末に、バッテリをブースターケーブルで繋いでもらうことになった。エンジンは始動したが、なかなか安定しない。
意を決して走り出したが、途中でガス欠症状が出て、エンジンが止まってしまった。自動車専用道の橋の上。どうして良いか分からず、警察に電話。暫くするとミニパトに二人の警察官が乗ってやって来た。
レッカー会社に連絡してくれたので、そこからはレッカー会社との交渉。そこから自宅まで約１５キロほど。二万五千円の費用が生じた。
エンジンが始動しなくなった時の正しい対処法について、幾つか学んだ。やるべきことは、まず保険会社に連絡することである。私の財布の中には、保険会社の連絡先のメモも入っていたのだから。しかも、私の保険には、ロードアシスタンスサービスが含まれている。
ということで、貴重な教訓であった。
