生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

アンチ巨人

讀賣はお金があって、いろいろな球団でフリーエージェントになった4番打者やエースピッチャーを集めてくる。お金で強くなったチームは気に入らないとか、ナベツネが気に入らないとか、いろいろな理由で巨人軍を嫌う人が居る。
しかしながら、ある選手がフリーエージェントとなったら、それこそフリーエージェントなんだからどのチームも自由に交渉できるわけで、契約金はその選手に対する評価なのだから、高い契約金を積むことができるチームに力のある選手が集まるのは当たり前である。
ジャイアンツが好きだという選手も居れば、どうにも気に入らないという人も居て、さまざまでよいと思うのだけれども、結局そういう「アンチの感情」は何も生み出さず、自ら選択の機会を狭めているだけだ。
桑田真澄は全盛期には最も格好良いピッチングスタイルの投手だったが、野球を評価する以前に彼のプロ入りの際のエピソードでアンチを生んでいたとしたら、お互いにとって(特にアンチの感情を持った野球ファンにとって)大変不幸なことと思う。
小林繁投手が亡くなった。
例の空白の一日のお膳立てをしたのが誰かは知らないが、あの事件は江川卓というこれまた素晴らしい投手に言いようのないネガティブなイメージを注ぎ込んだ。
9回裏に150キロを越える速球を投げ込んでくる「怪物」を目前にして、讀賣が仕組んだペテンで巨人軍に入団したというネガティブな感情は、野球を見る目を曇らせる。私が江川のすごさに気付いた頃には、もう彼は思い通りのピッチングができなくなっていた。