生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

IP電話

先日、思い立ってイオの光電話のサービスを申し込んだ。イオというのは関西電力がやっている光ファイバーを使ったインターネットサービスで、関西一円ではかなりメジャーと思う。著名人を使ったコマーシャルをやっている。NTT系列や当時契約していたケーブルテレビ局など、いくつかの選択肢からイオを選んだのは、料金の説明が一番わかりやすかったから。
その後、テレビもケーブルからイオの光テレビに切り替えて(一番安いサービスがあった)、今回電話をNTTから切り替えることにした。
4年前はIP電話網に大々的なトラブルが報道されていた。情報機器をすべて一本の光ファイバーに依存するのは危険と思ったので、インターネット、テレビ、電話のサービスを分散させた。携帯電話の回線を使えるようになり、分散させることの意義が薄れた。何よりコストを重視することにした。
調べてみると、おおざっぱに言って、NTTの契約を休止して電話番号をIP電話に移すことになるが、手続きに7000円ほど必要になる。月々の支払いはNTTの基本料金およそ1700円がイオのIP電話用モデムのレンタル料(約300円)に置き換わる。我が家で利用しているサービスのほとんどはそのまま継続できるようだ。電話の通話料そのものは近距離だとあまり変わらないが、長距離の通話がかなり安くなる。ただし、我が家の月々の電話料金はかなり安く済んでいるから、大差なさそうだ。
申し込み手続きはネットから可能だが、フォームを埋める上で分からないことがいくつかあって、サポートに電話をして解決した。
いつから回線が切り替わるのだろうと思っていたら、本日イオから大きな箱が届けられた。中にはIP電話用のモデム一式が入っていた。これは想定外だ。使っている光ファイバーのモデムにIP電話用のモデムをタンデムで繋ぐ必要があるようだ。結構な大きさの無骨なモデムと、立派なACアダプターが入っていた。ただでさえ、たこ足配線のパソコン周りにもう一つAC電源を繋がなくてはならないのだ。しかもごっついアダプター。モデム同士を繋ぐLANケーブルも同梱されていたが、Cat5eの太いごわごわしたやつ。しかもかなり長い。こういう箱やケーブルでリビングを汚すことについて、日本のIT産業はあまり気にも留めないのだろう。もっと小さくて邪魔にならない道具にできないものだろうか。
LANケーブルはもっと細くてしなやかで手頃な長さのものに買い換えようと思う。
回線の切り替えには手続きが必要でウエブページから予約できる。一週間ほど先に切り替え工事の時間を設定した。忘れずに自分で電話線を壁面のモジュラージャックからIP電話モデムに差し替える必要がある。実に前時代的なサービスである。