生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

パソコンが盗まれたら

パソコンの盗難被害は大変深刻だ。私のことを考えると、仕事に使うパソコンには相当な個人情報に該当するものがある。盗難に遭えば小さな新聞ネタになることは必至だ。始末書くらいで済めばよいが、事情によっては懲戒かも。
今はメールをiPhoneでも受けているから、電話が他人の手に渡るのも相当拙い。いつの間にか私の生活は脆弱性だらけだ。
とにかく、自分の管理下に置いて他人に触らせないことがもっとも有効なセキュリティ上の対策だろう。それでも、アクシデントがあれば、私のパソコンが他人の手に触れることになるかもしれない。そのようなことを前提としたセキュリティ対策としてどのようにしたらよいか。
チェーンを掛けて、持ち出しが出来ないようにするというのは結構有効な手段である。加えて、システム環境設定のセキュリティで、自動ログインを使用不可としてスリープ後、スクリーンセーバー開始後のパスワード要求までの時間をなるべく短くする。以前は「すぐに」を選んでいたが、今は「5分後」を選んでいる。セキュリティと利便性は相反する。残念ながら。
さて、パスワードロックは安全といっていいのだろうか。私が泥棒だったら、そのようなことはあまり気にしないかもしれない。データを盗み出したいならMacBookProのケースを開けてHDDを外に出す。外付けドライブケースに入れてやればパスワードロックと関係なくデータを読み出すことが出来るに違いない。データを守りたいならFileVaultを有効にするべきだろう。もう一つ、重要なファイルは妙な名前にして、フォルダの奥深く、ちょっとやそっとでは出てこないような場所に隠すというのは有効かもしれない。試験問題を盗もうとする泥棒さんは、私のマックで、「問題」でSpotlight検索をするだろう。そのようなファイル名やフォルダ名はつけないことが賢明だ。パソコン本体を盗もうとするなら、やはりHDDは外して新しいドライブに入れ替えて、OSをインストールし直すということは、さほど苦労せずに出来るだろう。データの盗難ではインターフェイスにメモリを挿してデータをコピーするという手段に対抗する手段がないのが懸念される。メモリや外付けドライブを受け入れるためのパスワード設定のような仕組みは多分無いのではないか。そのような手段に出られたときの唯一の防御は自動ログイン無効とパスワードロックだ。内蔵HDDの盗難に対して、MacBookAirは万全だ。何しろ、SDDを外すのは普通の素人には無理だろう。
さて、最大のセキュリティ上の危惧はそのようなことではなく、実はシステム環境設定の左下隅にある鍵のマークではないかと思う。
もし、ここの鍵が掛かっていなければ、そのパソコンのセキュリティは無いも同然だ。私は2分間パソコンを触らせてもらえば、所有者に気づかれずにすべて盗み出すことが出来ると思う。つまり、私は所有者が便所に立った隙にパソコンを操作して、システム環境設定の共有設定で、画面共有のアクセスを許可するユーザーに自分を加えておく。多分それだけで、使用している本人に気づかれずにありとあらゆるデータなどを遠隔操作で盗み出すことが出来る。

だから、セキュリティを気にしてワイヤー錠を繋ぐ意思のある人は、同時にシステム環境設定の共有設定のウインドウの左下にある鍵を掛けておくことが必要だ。
ちょっとマックOSXを知っている泥棒はきっとそれくらいのことをやるだろう。

ちょっと追記

何にせよ、リモートからアクセスする時にパスワードを求められるのか。それほど簡単じゃないに違いない。