生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

ガス欠

金曜日は朝早くから少し遠出する。
往復で100キロほどになる。私のバイクの航続距離はフルタンクで200キロでリザーブ、その後は多分50キロは行けると思うが、完全に空にしたことは無い。
木曜日には給油しておくことが多い。うっかり忘れて金曜日となった。ギリギリかと思いながら走っていたら、エンジンがばらつき始めた。ちょうど自動車専用道路の橋の上だった。拙い場所である。路側帯は無い。一方通行の右側車線を走っていた。
燃料コックの場所を何となく知っていたので、切り替えようとした。タンクの下、左側である。しばらくしてエンジンが止まったのでとっさにクラッチを切り、前照灯をオフにした。古いバイクなので、ライトオフにできるのだ。すぐにエンジンが掛からないかも知れない。少しでもバッテリの容量を節約するためである。コックに指が掛かったが、どちらに回せば良いか分からない。適当にいじっているうちにくるりと回った。クラッチを切ったままセルを回す。回す、回す。多分、惰性で300メートルくらい走ったところで、エンジンが掛かった。
何しろ古いバイクなので、色々と余計な心配をしなければならない。最も心配なのはガソリンタンク内のゴミである。コックを切り替えて滅多に流れない流路をガソリンが通るのが大変心配なのだ。
無事にエンジンが息を吹き返し、職場に辿り着くことが出来た。ライトオンにするのを忘れて走っていた。