アテネでオリンピックをやったとき、大阪国際女子マラソンを見に行った。
オリンピックの予選となるレースで、出場選手も粒ぞろいだったはずで、緊張感が漂う雰囲気を味わおうと思った。結果は坂本直子さんが独走で勝利し、そのままオリンピックに出場を果たした。8年前のことのようだ。
今年はテレビで観戦した。コースが大きく変わり、かつて勝負所となっていた大阪城内のコースが端折られている。高低差を減らしてタイムを狙いやすいコースにしたらしい。加えて、ペースメーカーがレースを牽引する。
それにしても、日本女子マラソンの低迷ぶりは目を覆うばかりだ。何か間違っているのでは無いか。
折り返し付近で先頭集団が二人っていうのはどういうことだ。世界記録ペースで飛ばしているというならともかく、昨今のレベルでは決して【超ハイペース」といったレースでは無かったと思う。
