年賀状を二通、通勤途中の郵便局で投函しようと思っていつもと違う道を通った。曲がった先にある筈の郵便局が見当たらず、どうやら道を勘違いしていたらしい。職場にたどり着くまでの道沿いにある筈の郵便ポストに思いを巡らせる。そうしているうちに大きなサイレンが鳴り、我に返ると私の前に白バイが走っていた。私のことに注目しているらしい。左によって停車しようとするとついてこいという。しばらく追走した後に白バイについて左に曲がったらポストが目に入った。交通機動隊員はわざわざ私にポストの場所を教えてくれたというわけではなく、上の空でバイクを運転していた私を見咎め、まじめに運転するように警告してくれたのだ。制限速度を23キロオーバーしているとの指摘である。
急いでいたのかと云うから、特に急いでは居ない。ポストを探していたと、正直に話した。私は自分のバイクのスピードメーターに注意を払っていなかったので、どれくらい速度が出ていたのか確証はないが、制限速度40キロメートルの国道バイパスであるから、速度超過に関しては疑いがない。
いわゆる青切符をいただき、運転の心構えについて助言を受けて分かれた。
