NHKとイギリスBBCの共同制作によるドキュメンタリー番組
「Ｂｒａｋｅｌｅｓｓ～ＪＲ福知山線脱線事故９年～」
を観た。
事故現場はときどき通ることがある。妻の実家に電車で行くときに利用する路線である。
あの日、私は大学で講義をしていて、隣の救急病院にひっきりなしに救急車が入ってくるので異変に気付いた。
1週間ほどしてからと思うが、事故現場を見に行った。何かを感じるのでは無いかと思ったが、何も感じなかった。
鉄道は運転手がミスすると事故になると知って大変驚いた記憶がある。
番組では、運転手を事故に追い込んだ企業の責任に迫ろうとしていたように思う。
管制から運転手に直接無線連絡が随時入っていたという話しにも驚いた。
ベテラン運転手の談話のなかで、『「私は、うるさい、運転の邪魔だ」と言って切るが、若い人ならそうも行かないかもしれない』という説明を聞いて、これも大変驚いた。
管制と運転士の通信記録が残っている可能性が高いのでは無いか。
