生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

ボストン美術館の北斎のコレクションを観てきた

昨日、神戸市立博物館で開催されている北斎展を観てきた。
子どもの頃に切手を集めていた私は、北斎の作品に接する機会があった。日本が誇る天才の一人であろう。国際的な評価も確立したアーティストの一人である。
電車に吊り広告も出ていて、相当な人出が予想され連休中と言うこともあってなるべく早めに、空いているうちにと思ったが、開場の9時半には少し遅れた。すでにかなり開場は混雑していた。
少しは肉筆もあったが、ほとんどが版画である。
一つずつはせいぜい半紙一枚程度の大きさである。
江戸末期に大量に刷られてベストセラーになったというような性質のもので、大変な混雑の中、行列を作りながら一枚ずつ丁寧に観ていったが、ちょっと違う気がした。
これは、そういう楽しみ方をするものではない。北斎本人も、美術館に展示されて大勢の人たちが行列を作ってみることを想定していないだろう。
気に入った人がコレクションするものである。もしかすると、芸術ともいえないのかもしれないと思いながら観ていた。満足はしたのだが、どうせ版画なのだし、行列作って並んで疲れて感動するものではなく、お金を払って気に入ったものを買って集めるものだろうと思った。