生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

フルブレーキング

深夜少し前に、自宅に向けてバイクを走らせていた。緩い下りの左カーブに続く直線で、かなり先まで見通せる道で通行量も少ない。手前の信号が青、少し経てば奥の信号も青になる。2つの信号を抜けたところに直角の左カーブ、すぐ切り返して右カーブでまた直線というところ。
奥の信号も青に変わったのを確認して、手前の信号を通り抜け、100メートルほど先の奥の信号に向かう。右から突き当たりの丁字路で、こちらはまっすぐ抜ける。そう思ったとき、歩行者が信号無視で横断歩道を渡っているのに気付いた。
フルブレーキングで、なんとか避けた。
タイヤが鳴る音を聞いた歩行者が立ち止まったおかげで、接触を免れた。そのまま歩かれていたら回避できなかったかもしれない。相手を撥ね飛ばし、私も転倒していたに違いない。
私のバイクにはコンバインドABSという仕組みが付いている。フルブレーキングでもタイヤがロックしない。なおかつ、前後のブレーキバランスを調節してくれるようだ。良く効き安定したブレーキングはVFRの最大の美点の1つである。避けきることができたのも、ブレーキングの姿勢が安定していたからかもしれない。バランスを崩して転倒していれば、そのまま歩行者に向かってスライディングしていった可能性もある。
タイヤはライフを考慮し、中央部分が硬く、両サイドが柔らかいタイプである。実際、両サイドは触るとネバネバしたような感触がある。おそらく、直線からのブレーキングが余り得意なタイヤでは無いと思う。ブレーキング時のスキッド音もそのためだろう。そのおかげで、避けきったと言っても良いが。
パワーのあるバイクで、慣れてきて少し油断があったことは否めない。何より大切なものは安全であることを改めて肝に銘じる機会としたいと思う。