VFRのシートが破れたことを、以前何処かに書いたと思う。
左側が裂けて、車検の時にバイク屋さんがボンドか何かを盛って、取り敢えず塞いでくれたけれど、そのうちに裂け目が拡がって、更に右側も破れてきたので、修理に出すことにした。
中古でバイクを手に入れた時に、オプションのハイシートを購入した。
輸出仕様では「ハイシート」が標準らしいので、日本向けに「ローシート」を装着して売っているということだ。
ウエブページの説明には、『標準シートと交換』となっているが、我が家には箱に入ったローシートが置いてある。シートの修理の際に予備として使える。
先ずは破れたシートをロウシートに交換し、修理に出す先を探すことにした。
ローシートは前側がかなり低く、幅も絞ってあって、体格の小さい人が停車中に足を着くのは楽だろうが、運転中は両膝で目一杯ニーグリップしていないと、尻が前方にずり下がって股間がタンクに当たる。酷いシートである。
ウエブで検索してみると、自宅のすぐ近くにシートの張替えをしてくれるショップがあったので、自家用車にシートを積んで出掛けた。
雨が降っていたこともあるが、シートはかなり大きいので、バイクに積んで行くのは無理がある。
自動車のシートや内装の加工が本来の仕事かもしれない。職人と色々と話しをしたところ、少々厄介である事が分かった。
VFRのシートは破れた場合は交換する前提でつくってあるようだ。シートとクッションが一体成形である。ベースになるプラスチックに外皮を被せて、スポンジを一体で膨らませているので、外皮とクッションが密着しており綺麗に剥がすことができないとのこと。
古い外皮を剥がすのに大変手間がかかるのだそうだ。
取りあえずやってもらうことにした。
