生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

信じがたいほど危険な電気ケトル

職場でお茶を入れたり、カップ麺を作ったりするのに、あれば便利と思い電気ケトルを買った。
しばしば電気ポットが使われているようだが、常時沸かしっぱなしは経済的に無駄な気がするし、必要の無い熱湯を溜めておくのは地震や機械の誤動作の時に危ない気がして使う気になれなかった。
電気ケトルで必要なときに必要な量の湯を沸かして使うのが経済的で安全という主張である。
果たしてどうだろうか。
タイガー魔法瓶製の電気ケトル「わくこ」である。
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タイガー魔法瓶 プレスリリース | 蒸気レス電気ケトル〈わく子〉PCH-G 型 電気ケトル〈わく子〉PCI-A 型
とても早く湯が沸く。蓋の真ん中のボタンを押すと注ぎ口が開く。ボタンが押されていない状態では倒れてもお湯が漏れない安全設計らしい。
蓋はバネで爪が出て「カチッ」とはまり込み、多少のショックでは外れないようになっている。
さて、爪が上手くはまり込まず、蓋が中途半端に閉まっていたらどうなるか。
湯が沸いて、カップに注ごうとしたときに蓋が外れて熱湯があふれ出ることが予想される。大変危険である。
沸騰するとスイッチが自動的に切れる設計で、安心と思っていたが、スイッチはどうやら蒸気圧で切れるらしい。つまり蓋が半開きだと沸騰してもスイッチが切れない。沸騰が続く。湯が乾いてオーバーヒートした場合に電源が落ちる空だき防止機構が付いているようだ。
そのようなことを理解したのは使い始めてひと月以上経ってからである。これだけその間に事故にならなくて良かったと思う。
本来は、蓋が中途半端に閉まっているときは通電しないような配慮をするべきである。けが人が出ていないと言うことは、売れていないのだろう。
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マニュアルには、

必ず実施:ふたを「カチッ」と音がするまで確実に閉める。
沸騰が止まらなくなったり、倒れたときにお湯が流れ出てやけどのおそれ。

とある。注ごうとしたときにふたが落ちると大やけどのおそれとは書いていない。