生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

台風接近・ギターを買った顛末

本日日中は神戸市内もかなり蒸し暑かった。
仕事は、思い通りには進まず。早めに帰ってゆっくり走れたら良いなと思っていたが、結局昨日と同じような時間になった。
疲れが溜まっているようでもあり、暑さに対する不安感もあり。また、帰宅時にバイクでかなり東風に煽られるような気象状況もあって、帰宅して着替えようかと思っただけで、結局着替えず。休もうという気持ちになった。南方海上の台風11号がゆっくりと北上しており、明日以降の天候に大きな影響を与えそうである。
この分だと、勢力を保ったまま四国・中国地方を直撃で、このあたりも明日夜から雨、明後日は暴風の予報が出ている。今日を含めて三日間、走れないことになりそう。身体を休める時期にする。
今日は筋トレもせず。今は窓から風が入っている。カーテンがたなびくほどである。


初めてギターを買ったのは中学生の時だった。私の世代はその頃にギターに独学でチャレンジした人が多いと思う。たいていの人は楽器を持てば4つくらいのコードを押さえることが出来るはずだ。
地元の楽器店で、1万円ちょっとのヤマハのフォークギターを買った。クラスメートとグループを組んで、文化祭でステージに立ったこともあったように思う。あんまり良く覚えていないし、自分がどれほど楽器を弾きこなしていたかも定かでない。下手だったはずだ。その時、もう一人ギターを弾いていた友人は、今は割と有名になっている(ミュージシャンとしてではないけど)。ボーカルしていたやつも、滅多に会えないが今でも仲が良い。今となっては、バンドを組むならギターとベースとドラムが必要なことは明白だが、当時はそのような認識はなく、ベースを弾ける人やドラマーを探すなんてことは考えもしなかった。何しろ、プロのバンドでも、ギター二本とベースだけで大スターに成れる我が国である。レコード会社の都合で、日本の子ども達は本場のロックやブルーズに目覚めないように、さまざまな配慮がされていたのだろう。
幼稚園の頃にオルガン教室に通っていたが、私は多分多動でレッスンの30分間オルガンの前にジッとしていられず、母親が耐えかねた。お陰で私は音感も無いし、楽譜もほぼ読めない。中学高校で英語が話せないことより、楽譜が読めるようにならない音楽教育の方がむしろ問題として根が深いかもしれない。
その時のギターは、今も妹の家にある。
私は音楽と縁のない生活をその後数十年するわけだが、1度だけステージに立ってギターの弾き語りをしたことを覚えている。大学生の時にお隣の看護学校の学園祭に行って、飛び入りで演奏したのだ。チャゲ&飛鳥をやったと思う。お客さんには大変喜んで頂いた。自分でもどうしてそんなに受けたのかよく分からない。
大学を出る頃にレコードからCDへのパラダイムシフトがあり、音楽が大変身近になった。初めてCDプレーヤーを買ったときに、4枚のCDを選び、そのうちの1枚はGouldのGoldberg variationsで、もう一枚がPrince and the revolutionのParadeだった。後の二枚は覚えていないが、このときのGouldとPrinceは運命的な出会いといって良いと思う。
その後、私はCDで再発になったビートルズを聴き、ローリングストーンズを聴いて、ポピュラーソング扱いになっている曲よりも、初期のアルバムに入っているカバー曲が気に入り、古いブルーズに興味を持ったと思う。留学中に聴いていたFMラジオもいくつかのヒントを与えてくれた。
結婚したときに、ヤマハのエレクトリックアコースティックギターを買った。練習しないので上手にならなかったが、留学先にも持っていった。娘が成長し、興味を持って引き始めたのだが、ブリッジが浮いてトップが割れてしまい、今は物置においてある。
楽器店に修理の相談に行って、修理はかなり難しいという話になったので、改めて買うことにした。店員に薦められ、楽器店のオリジナルブランドのアコースティックギターを買った。今でも毎日のように弾いているが、良く響くし手に馴染んでいて気に入っている。そうこうしているうちに、娘がエレキギターを弾きたいといいだし、そのうち自分で安い楽器を買ってきた。(途中若干省略するが)私も自分のギターが欲しくなって、楽器屋で選んでもらった。
どんなのが良いか何も考えずに買いに行った。店員が、それではどんな音楽を聴くのか、と聞くので、ヘンドリクスが好きだというと、茶色のストラトキャスターを薦めてくれた。職場にストラトキャスターを置いて、帰宅前にちょっと練習、というか気晴らし。自宅に帰ったらアコギを弾く生活だ。
たまたまプリンスが使っているギターが日本製で、いまなら同じモデル(HS Anderson)が手に入ると知って、欲しくなった。何となく流されて、店員の薦めるままに楽器を選んでいたが、自分でコレと思えるものが見つかったので、思い切って買うことにした。
せっかく手に入れたので、役に立たせたいと思う。日々を楽しく過ごすために活用したいという意味と思っている。職場に新しいギターを置き、今まで使っていたストラトキャスターは、アコギと一緒に自宅の寝室においてある。
この先どうなるかは、よく分からない。素晴らしいギタリストにはならないと思う。ハートを腐らせないように生きていきたい。自分の生活をドライヴしていきたい。