生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

手をつなぐ二人

何の日だかよく分からないが、とにかく休日。素晴らしいお天気に恵まれたが、朝から普段の平日と同様に家を出た。
行楽地に向かう車で渋滞しているかと思ったがそれほどでも無く、わりと順調に職場着。バイク日和だが、通勤もツーリングのようなものである。
仕事の方はまずまず捗り、何とか見通しがついた。
夕方に帰宅。
思い立って、王子公園
Google マップ
まで走ってみることにした。
先日、走って都賀川を越えた(といっても、橋を渡り西岸を走った)。ざっと地図を見ると、都賀川から1.5キロ程度と思われる。山手幹線をどんどん西に向かうと王子公園前に出られるようだ。都賀川までなら往復で23キロ程度だから、せいぜい27キロくらい走るのか。
六甲ケーブル駅まで走るのと大差ないというか、六甲ケーブルの方が厳しい上り・下りがある。何とかなりそうなので実行に移した。
とにかく、最短経路を通りたい。オアシスロードから国道2号線に入り、芦屋川沿いに北に向かって山手幹線に入り、その後は一直線に走る。山手幹線に入った辺りで、ブルーツースのイヤホンが途切れがちになった。よく考えずに、iPhoneをリセットしてしまった。リセットの結果、ますますイヤホンは繋がらなくなり、数秒で切れてしまう状況。iPhoneかイヤホンかどちらかがブルーツースの接続を失ってしまう。初期不良?と思いながら、もうイヤホンは外してウエストバッグに突っ込んで、街路の音に耳を澄ましながら走ることにした。
ところで、GPSナビアプリを動かしていることをすっかり忘れてリセットを掛けたのだが、GPSナビはリセット前のデータを覚えていて、何事も無かったかのようにナビゲーションを続けてくれた。「一分少々途切れていたが、その時間を足してしまって良いか?」などと一々尋ねてくる念の入れようである。
山手幹線はJR芦屋駅前が少々賑やかで、岡本の辺りは学習塾に通う中高生や、大学生が多く華やかである。歩道は広く整っていて走りやすい。但し、石屋川を西に越えると少々雰囲気が変わる。JR六甲道から阪急王子公園に掛けては下世話な雰囲気となる。王子公園にたどり着く前に、GPSナビが12キロを知らせてきた。
f:id:namnchichi:20150922213010j:plain
王子公園周辺は美術館などがあり、昼間来たら楽しそうだ。公園の周囲を時計回りに走って、山手の道に入り、護国神社から六甲登山口を通り、阪急六甲で一度給水し、線路沿いを石屋川まで走り、再び阪急沿いに戻って住吉川を下り、水道橋を渡って住吉川東岸を下っていった。普段は鳴尾御影線で堤防を下りるが、今日は国道43号線まで行くつもり。住吉川の堤防はきちんと整備されていて走りやすい。但し、結構な勾配なので、下りは楽で良いが上っていくのはきついかもしれない。堤防沿いの道は阪神魚崎駅に通せんぼされて、どうして良いか分からず、駅の構内を走った。国道43号線に出たところで21キロ地点で後はどんどん走るだけ。芦屋川から臨港線に出て帰宅。ペースは保てていた。気温は高めだったが、汗はそれほど掻かなかったと思う。
27.80km, 2h39m54s, 1644Cal, up/down 181m, lost water 2742mL, 25°54%
帰り道には一旦外したイヤホンを付け直し、少々ノイジーだったが聞こえていた。どういう加減なのだろう。繋がりにくくなる理由が何かあると思う。


いつも走る時刻より少し早かったので、普段は閉店している店がまだ開いていたり、わき道から突然自転車が出てきたり、仲良く二人で歩いているペアを何組も追い越した。もちろん邪魔にならないように配慮する。驚かしては気の毒だ。
二人は大抵手をつないでいる。二人は大抵男性と女性である。食事を済ませたり、何かのアクティビティに参加したり、共通の話題があって、二人には分かち合いたいさまざまな(時間や知識や感情や)ものがあり、そして二人は手をつなぐのだ。私も、妻と二人で歩くときには手をつなぎたいと思うだろう。その道の歩道は、二人が手をつないで歩いて丁度良いように作られている。社会の仕組みも、二人が手をつなぐように出来ている。
私は一人で走っているが、そのような配慮がなされた道は走るにも心地よい。