生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

無題

晴れて良いお天気だった。
わりと暖かいという予報が出ていたこともあり、神戸の山奥にバイクで出向いた。
少なくとも、週に一度はバイクを動かしたいと思っている。久しぶりにカバーを剥がしてキーを廻すとエンジンが始動した。一安心。それにしても、私のバイクはこんなにトロかったか、と思いながらアクセルを握る。ちょいと丁寧に運転しすぎるのかもしれない。4000rpm以上を保てば十分早い。
久しぶりだったが、無事に往復できてほっとしている。
私は、以前に比べてバイクの運転が上手になった。車間距離の取り方やリスクマネージメントの面で、大変安定していると感じる。私の運転ルールは、動いている車の間に入らないことである。とにかく、周囲を走っている車が寄せてきたときの逃げ場を確保しながら運転している。
それにしても、バイクの運転は疲れる。大変疲れた。
丁度昼ころに職場に戻って、学生さんたちの発表を聴いた。能力の差が随分あり、その点はサポートしなくてはならない点と感じた。


夜になって月に暈が掛かっていた。
帰宅後、20キロあまり走った。
21.1km, 2h01m10s, 1247cal, up/down 115m, 10°/71%
今までより気温が高めである。
昨日の疲れが残っている。特に左側の股関節辺りに違和感がある。あまり無理はしないでおこうと思い、ゆっくり走るつもりで一枚余分に着込んだ。
阪急夙川から山手幹線を西に向かい、住吉川から阪急沿いの道に入って阪急御影を回り、石屋川沿いを下って43号線を東に向かって戻ってきた。
気温が高めで、なおかつ着込んで(オーバーパンツにジャケット)いたにもかかわらず、身体が十分に温まるのに30分以上掛かった。
塾から中高生が帰宅する時間で、走るには少し邪魔である。


走りながら、ずっと音楽を鳴らして、いろいろと考えていた。
一年ほど前に走り始めてから、今までのことを思い出していた。マラソンを完走までこぎ着けられるとは思わなかった。走り切った結果として、今は新たな目標を見つけて走り続けている。
走っていないときに、走らない理由はいくつでも見つけられた。私は夜間暗くなってから走るのが嫌だ。私は忙しくて、走っている場合では無い。走るなんて暇人のやること。
街灯が歩道に映す自分の影を眺めながら走っていた。
少し前のことを考えた。走るきっかけとなったことを思い出そうとしていた。その時自分が何を考えていたか思い出そうとした。
今までの自分が何を考えていたのか考えた。
忘れてはいけないこともあるし、忘れられないこともある。忘れた方が良いこともある。
何かが私の支えになっていたと思う。走るきっかけがあり、走り続ける理由があり、そうしているうちに走ることは手段で無く目的になった。
いろいろなことが少しずつ変わり、私自身の何かも変わったと思う。
ただ歳を取っただけかもしれない。
辛いときは立ち止まるのが、私の走り方だ。ドリンクを一本買って。三分の一くらい飲み、中身の減った瓶を押しつぶして蓋をしてバッグに押し込む。
そして、走り続ける。辛くなれば立ち止まって瓶を取り出せば良い。ただそれだけのことだ。